外資で成功する秘訣は英語以外にあった


今回は「英語力と外資系企業での成功に相関関係はあるのか?」について考えてみたいと思います。

私の勤める会社は外資系です。日本人オフィスでも同僚や役員クラスには外国人がごろごろいます。米国本社の社員はほぼ100%がアメリカ人です。

このような環境では、ある程度の英語力がを持ってないと、成功するのは不可能のように思えるかも知れません。

しかし、そうでもありません。

私の周囲の日本人社員や、他の外資系企業の知り合いを見てみると、必ずしも英語力の高い人が出世したり、主要人物になっているわけではありません。英語力とは別の要素で出世が決まっているように思えます。

その「別の要素」には、どのようなものがあるでしょうか。

私が、見る限り、結局「仕事が出来る人」が成功のポイントです。

そんなことは当たり前だと思われるかもしれません。しかし、そこに重要な落とし穴があります。「仕事ができる」とはどういうことかを勘違いしている人が、結構多いのです。

特に、英語力など、専門スキルを持っている人が、勘違いしやすいようです。

「俺は英語ができる」

「俺はMBAを持っている」

「俺はエクセルマクロでソフトウェア並のプログラムを書ける」

「俺は米国公認会計士の資格を持っている」


このようなプライドを持っている人は、「つまり、俺は仕事ができる」と考えてしまいがちです。しかし、これらの専門能力は、仕事力を構成する要素の一つにすぎません。

専門能力を磨くことに時間を割くよりも、仕事力全体を高めることに主眼をい置くべきです。では、どうすれば仕事力を高めることができるでしょうか。

簡単な方法があります。今やっている仕事に情熱をかたむけ、仕事に全力で取り組むのです。これだけで仕事力は上がります。

ただし、自分の担当する業務をこなすだけでは不十分です。視野を広げて仕事をすることが必要です。

自分の属する会社、部門の目標が何かを意識しながら、目標達成のためには何をする必要があるかを考えながら仕事をしましょう。

自分の権限では決定出来ないレベルのアイデアを考えついた時は上司に提案しましょう。

良く言われる言葉で表現すると、

「自分の実際の役職より1つ上の役職の目線を持って仕事をせよ」

ということです。

他にも、

 ピンチになっても逃げない。

 人の嫌がる仕事を引き受ける。

 上司の考えを先読みして行動する。

などを実行することによって、仕事力を身につけることができます。

専門能力を持つ人の中には、こういった事をするのを嫌う人が見受けられます。

「専門能力を持ってる偉い俺は、そんなことをする必要がない」

というわけです。

しかし、そういう人こそ、このような泥臭い仕事を行うべきなのです。

そうすることによって、周囲から「あの人はスキルもすごいのに、あんなに色んな仕事も引き受けてすごいな。」と評価が上がります。いろいろな仕事を引き受けると自然と社内外に人脈が広がり、情報網も広がります。すると、自然と任せられる仕事のレベルが上がってきます。

任せられている仕事の内容にふさわしい肩書が与えられた時、あなたは出世しています。

派遣社員だった人は正社員になっています。アソシエイトはシニアアソシエイトに、マネージャーに、ディレクターになっています。

目の前の仕事に没頭することが、資格をとることよりも重要です。

今回は、説教臭くなってしまいました。。。

最近、私自身に上で書いたような傾向が見られました。

そこで、初心に帰るために、私自身への戒めの意味も含めて書いてみました。

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