※当記事は2009年12月17日に作成したものです。
私は、電車で会社に通っています。
この通勤中に、必ず目にせざるを得ないものがあります。
それは、駅のキヨスク前面に貼ってある新聞一面見出しと、電車内に吊られている雑誌の広告です。
去年からずっと続いている傾向ですが、とにかくこの広告の内容が暗すぎます。
年金は破綻する!
リストラ加速!
ボーナスカット!
学生は就職できない!
毎日自宅と会社を往復するので、毎日2回、このようなくらいメッセージを見せつけられています。
私と同じようなルートで通勤し、東京で働く方々には、大企業の本社に勤める人や、国家公務員の方も含まれます。
そのような、日本の大きな組織の意思決定の担う人たちほぼ全員が、毎日ネガティブなメッセージを受け取っているのです。
そして、毎日読む新聞にも暗いニュースばかりおどっています。
景気というのは、政府が何かしたら回復するようなものではありません。家計や企業といった経済参加者のセンチメントが明るくならないと、景気は回復しません。
政府にできるのは、国民のセンチメントが明るくなるよう手助けすることだけです。
半年間くらい、キヨスクに貼られている広告や、電車の吊り広告を、ポジティブな元気の出る内容に変えてみたら、東京本社で企業の意思決定を担っている人たちの気分も明るくなって、積極的な事業計画をたてたりするのではないでしょうか。
・・・などということは現実には不可能なので、私は通勤中は、ICレコーダで英語を聞いたり、面白い本を読むことに没頭するようにしています。
景気や株価は循環するものです。上がれば下がるし、下がれば上がります。
景気が悪くて株価が下がっている時は、株を買って将来のための勉強をつづけ、不況による物価安を享受しつつ、ただ待っていればよいのです。
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