日本第四四半期GDPは35年ぶりの下落幅

 ※当記事は2009年2月18日に作成したものです。

WSJより、"Japan 4Q GDP Posts Biggest Drop in Nearly 35 Years"(日本第四四半期GDPは35年ぶりの下落幅)です。

FEBRUARY 16, 2009, 3:16 A.M. ET

Japan 4Q GDP Posts Biggest Drop in Nearly 35 Years

日本第四四半期GDPは35年ぶりの下落幅

By TOMOYUKI TACHIKAWA

TOKYO -- Japan's economy shrank at its sharpest pace in over three decades in the final quarter of 2008, as the global financial storm and languishing overseas demand dealt a stunning blow to the export-driven economy.


(語彙)

4Q:第四四半期。10-12月期。日本では1-3月期=第四四半期ですが、欧米では10-12月期=第四四半期となります。

GDP:gross domestic product。国内総生産。

Shrink:縮小する

Decade:10年間

Languish:元気が無くなる。衰える。

Deal:(報酬や罰を)与える、加える。

Stunning:驚くほどの。ものすごい。

Blow:打撃


(和訳)

東京――2008年最終四半期、日本経済は30年ぶりとなる急激な勢いで縮小した。世界的金融危機と海外需要の衰えが、(日本の)輸出主導経済に打撃を与えた。


(コメント)

日本の10-12月期実質GDPは3.3%の減少、年率換算で12.7%の減少となりました。この減少幅は第一次石油危機以来の規模だそうです。今回のGDP減少の主な要因は輸出の減少です。今回の米国をはじめとする海外経済の後退により、海外の需要が減少したため、輸出に依存している日本経済が打撃を受けました。


では日本はどうすればよいのか?というと、一つは、海外の景気が回復して輸出が増えるのを待つという方法があります。しかし、これは海外頼みの方法であり、海外景気が回復するよう祈ることしかできません。

もう一つは日本の内需を拡大させるという方法があります。日本は内需を拡大する方法の一つとして定額給付金を国民に配布する法案を通そうとしています。と、いうわけなので、めでたく定額給付金法案が可決し給付金が配られたら、貯金などせずに買い物やレジャーに使いましょう!

・・・とはいってみたものの、この資本主義市場経済における「消費は経済に貢献する美徳である」という考えは、貧乏性の私にはなじみません。。。

私は今ベンジャミン・フランクリンの自伝を読んでいるのですが、この中で説かれている「勤勉と倹約」という考えのほうがしっくり来ます。


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