囚人がペットのイグアナをワニに餌として与える inmate




米国フロリダ州の囚人は、刑務所の隣にある保安官動物園でペットとして飼育されていたイグアナをワニに与え、罪に問われています。

自動車窃盗の容疑で収容されている40歳の男は、ふれあい動物園で働くという「特権」を与えられた囚人の1人でした。

容疑者がイグアナをワニに向かって放り投げる様子を目撃した他の2名の囚人は、「心が掻き乱され」「胸が張り裂けそうな」悲嘆に暮れたといいます。

動物園の経営者は「目撃した囚人2人がこの件を進言してくれたことを誇りに思います」「2人は酷く傷ついています。彼らが現場に居合わせてしまったことがとても悲しいです」と話しています。

犠牲となったのは「モジョ」という名の大きなイグアナで、この動物園で10年以上飼育されていました。モジョの死はスタッフに多大な衝撃を与えています。

「モジョはペット以上の存在でした」「13年に渡って飼育して来たモジョの死をまだ受け入れることが出来ません。動物にこのような危害を加える人がいるとは思ってもいませんでした」

この動物園のワニは、週に1度死んだネズミを与えられていました。今回、小さなイグアナを1匹食べましたが、モジョは「大き過ぎた」ため、食べることが出来なかった模様です。

ワニはモジョを30分間に渡って繰り返し水に沈め、その死骸を自分の棲み処に置きっ放しにしていました。

「たまにイグアナがワニの棲み処に落ちて食べられてしまうことがありますが、それは自然の一環です。人間がイグアナを捕まえてワニの餌にするなどということは決してあってはいけません。動物虐待です」

ワニにイグアナを与えた囚人は、自らの行いを認め、イグアナは「不快なもの」であり「他の動物を脅かす存在」であると話しています。

囚人は、動物に苦しみを与えて死に至らせた罪に問われています。自動車窃盗の裁判を待つ中での新たな事件でした。

ふれあい動物園は1994年に設立され、150頭以上の動物が飼育されています。月に2度無料で一般に開放されており、休日には特別なイベントなども行われています。



ワニの餌として与えてよい動物とそうじゃない動物を人間が決めているという時点で様々な意見があることだとは思いますが、ペットとして飼育されている動物を勝手に餌にしてしまうのは良くない行為と言えるでしょう。ペットが器物扱いの日本ですら器物破損の罪になってしまうのではないでしょうか。アメリカは州によって異なるとはいえ、基本的に動物虐待に対して厳しいため、この事件も重く受け止められることだと思います。

今日の英単語:inmate

ソース中のinmateは「囚人」や「受刑者」と言った意味で、prisonerの類義語として使用されています。inmateには「施設などに閉じ込められている人」というニュアンスがあり、場合によっては「入院患者」を意味することもあります。
ソース:https://www.foxnews.com/us/florida-inmate-feeding-iguanas-alligator-jail-zoo
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