米国カンザス州の女子中学生が、指で銃の形を作り、クラスメートに向けて撃つ真似をしたことで重罪に問われています。
13歳の少女の行動は、学校のいじめ対策アプリに投稿されました。クラスの友人から「殺したい人物」を尋ねられた少女は、指で作った銃を近くにいた4人のクラスメートと自分自身に向けたそうです。
少女は校長室に連れて行かれ、巻き込まれた生徒たちと話し合った後、学校駐在警察官の勧告で逮捕されることになりました。少女は警察に拘留され、後に母親の元へと戻されました。
少女は「不法に悪意を持って暴力的な脅迫を行った」等として罪に問われています。今後、少女に対するヒアリングが行われる予定です。
少女の祖父は「完全に手に負えない事態になった」と話しており、法的機関を巻き込まずに学校内で解決すべき問題だったとの見解を示しています。
少女について「ちょっと大げさに憎まれ口を叩いただけでしょう。彼女には銃を手に入れるチャンスはありません」と語っています。
「あの子の将来が心配です」
2018年2月にフロリダ州パークランドで発生した学校での銃乱射事件では、17人が殺害されました。この件を始めとする一連の銃乱射事件に学校側は強い警戒心を抱きます。そして、脅迫やいじめといった問題に対し、規律を破った生徒には厳しい罰則を与えるという、所謂ゼロ・トレランス方式が導入されました。専門家によっては、その効果は疑わしいという意見もあります。
実際に銃乱射事件が発生しているアメリカでは、冗談では済まされない部分があるのでしょう。少女がどのような態度で指の銃をクラスメートに向けたのかは分かりませんが、最後に自分自身に向けたというところも気になります。また、少女に誰を殺したいか尋ねた友人も如何なものでしょうか。いわゆる「中2病」というやつでしょうか。彼女たちが現実には何も事件を起こさず、無事に成長してくれることを願います。
ソース:https://www.msn.com/en-gb/news/offbeat/a-kansas-13-year-old-was-charged-with-a-felony-for-pointing-a-finger-gun-at-her-classmates/ar-AAIIb9c今日の英単語: mouth off
少女の祖父は”She was just mouthing off”と話しています。mouth offとは「怒鳴る」や「憎まれ口を叩く」といった意味で、不快なほどに大声で話したり、大声で人を批判したりする場合などにも使われます。祖父は少女の振る舞いを「ちょっと大声で生意気なことを言っただけだ」と捉えているようです。
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