【驚愕】世界が終わると信じて農家の地下に暮らす人たち withdrawn life




オランダで、周りに住宅のない農場の地下室に暮らす7名の人々が発見されました。7人は「世界が終わる時を待っていた」と話しています。

警察によると、「閉鎖空間」で暮らす7人の生活状況を心配した人からの通報で、その存在が明らかになった模様です。

通報を受けて農場内の住宅に到着した警察は、18歳から25歳までの6人の大人と58歳の男を発見しました。58歳の男は「捜査に協力したくない」と話しており、後に逮捕されました。

発見された人々がお互いにどういう関係なのか明らかになっていませんが、一部メディアでは「家族」と報じられています。

警察は「全ての情報は公開してあり、私たちは全力で捜査に当たっています。これ以上共有できる情報はありません」とコメントしています。

現場となったのは、アムステルダムから北西に130㎞程離れたロイネルウォルトという人口約4,000人の村です。農場は、村はずれのベルグハイゼンと呼ばれる人口200人以下の地域に位置します。

村長が発表した短い声明によると、家族は農場で9年間生活していたと考えられており、閉鎖的な生活を送っていた場所として簡易な部屋がいくつか発見されたということです。

今回の件が明るみに至ったのは、58歳の男の息子と見られる25歳の男性が、農場からロイネルウォルトのパブに歩いてやって来たことが原因です。息子と見られる男性は「完全に混乱していた」ため、警察が呼ばれました。

パブのオーナーによると、男性はボサボサの長髪で助けを求めており「学校に行ったことが無い」と話していたそうです。

「男性は『助けが必要だ』『これまでの生活を終わらせたい』と言っていました」

また、男性は「夜のうちに逃げ出して来た」「昼間は不可能だから」とも語っていた模様です。

警察は農場内の住宅のリビングルームで、カップボードの後ろにある階段を発見しました。その階段は地下へと続いていたそうです。

発見された6人の若者たちは外部との接触を一切取っておらず、外の世界に人間がいるとは思いもしなかったと言います。

近隣住民の話では、農場ではいつも1人の男性を見かけるだけで、こんなに大勢の人が暮らしていたことは「全くの驚き」であり「足が震えた」ということです。

農場には広大な野菜畑が広がっており、小屋も多く見られますが、その大半が使用できる状態ではありません。また、ここに暮らしていた人々は野菜畑とヤギによって完全な自給自足の生活を送っていたそうです。

農場には大規模な調査隊が派遣されており、捜査が進められています。



18歳から25歳の若者が、外の世界に人が存在することを知らなかったというのはどういう状況でしょうか。生まれてから1度も外に出たことがなかったのか、あるいは農場で暮らすようになって以降、自分たち以外の人類は絶滅したと信じ込まされてしまったのか……。警察の調査結果が非常に気になります。

今日の英単語:withdrawn

ソース中に” a family lived a withdrawn life”というフレーズがあります。withdrawnはwithdrawの過去分詞あるいは形容詞ですが、形容詞には「引きこもった」「世間と関わらない」という意味があり、「他者とコミュニケーションを取りたくない」というニュアンスを持ちます。ソース中のフレーズは「世間と関わらない人生を送った家族」という意味で、自分たちだけの閉じた世界で生きて来た様子が伺えます。

ソース:https://www.foxnews.com/world/ruinerwold-farm-end-of-world-cellar
←お読みいただいた後のクリックありがとうございます!励みになります!


コメント