多読本:Sidney Sheldon"Master of the game"





日本語訳を読んだ人はたくさんいるのではと思います。

(アマゾン紹介文の和訳)
She is the symbol of success, the beautiful woman who parlayed her heritance into an international conglomerate. Winner of a unique position among the wealthy and world-renowned. And she's a survivor, indomitable as her father, the man who returned from the edge of death to wrench a fortune in diamonds from the bleak South African earth. Now, celebrating her ninetieth birthday, Kate surveys the family she has manipulated, dominated, and loved: the fair and the grotesque, the mad and the mild, the good and the evil -- her winnings in life. Is she the master of the game?
彼女は成功の象徴。遺産を元手に始めた事業を一代で国際コングロマリットにまで育て上げ、財界、社交界に特異な地位を築いた美貌の女性。彼女は不屈の意思は、荒涼とした南アフリカの砂漠からダイヤモンドを発掘し死の淵から生還した父から、受け継いだものだった。90歳の誕生パーティが催される中、ケイトは自分が操り支配しそして愛した家族を眺めた。美女と醜女、狂人と凡人、善人と悪魔。これが、彼女が人生で得たものだった。彼女はゲームの達人だったのだろうか。

”Master of the Game”は、Jamie、Kate、Tony、そしてEveとAlexandra姉妹の、親子4代に渡っての物語です。4つの物語の一つ一つが、1本の作品として独立できるくらい充実しています。

冒険物語、国際ビジネス小説、サスペンス、サイコホラーなどの要素がふんだんに盛り込んであり、1つの小説でいくつもの味を楽しむことができます。そして4つの物語全体を通して描かれるテーマは「復讐」です。

読者は主人公に感情移入していますので、主人公が復讐を成功させる場面では、読者は長年の恨みを晴らした時のような残酷な歓喜に震えると同時に、空しさを主人公と共有することになります。人はここまで冷酷に人に報復できるものかと怖くなる一方、そんな主人公に感情移入していた自分にも狂気が潜んでいることに気付きゾッとします。

次々と魅力的な人物が登場し、世界を股にかけて事件が次々と起きるので、どんどん前を読みたくなってしまいます。500ページを一気に読ませる作者の力量は素晴らしいです。

英語の多読教材としておすすめできる一冊です。

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