TOEICテスト280点だった私が半年で800点、3年で同時通訳者になれた42のルール
TOEIC280点から半年で800点オーバー、そして3年後に同時通訳になった小熊弥生氏の秘密を知りたくて、本書を読みました。
本書は英語学習法の指南本として参考になりますが、それよりも、ひたすら英語力を鍛えて同時通訳という夢を叶えた女性の自叙伝としても、楽しんで読める本です。
不安定な家庭で経済的にも恵まれない環境の中からはいあがってきた小熊氏の生きざまにふれることで、エネルギーをもらえます。
私の読後の感想は、次の一言につきます。
「この人は、私をはるかに超える英語バカだ!」
小熊氏は短大卒業後、3つのアルバイトをかけもちしながらトフルゼミナールに通い、シャワーを浴びる時も単語を覚えるという英語漬けの生活によって、半年間でTOEIC805点を獲得します。
この間に小熊氏が実戦した、英語の「聞き流し」や「ブツブツ反復」は、TOEICスコアを上げたい人なら是非まねしてほしい勉強法です。
TOEIC805をとった小熊氏は、「TOEIC800点以上」という条件で募集されていた英語講師の仕事に就きます。
私個人の経験からもいえることなのですが、「TOEIC800を超えると人生に転機が訪れる」という法則があるようです。
私の場合は、TOEICで800点を超えて、会社のMBA企業派遣生の応募条件「TOEIC730以上」をクリアしたことが、その後の人生を大きく変えました。
小熊氏は英語講師となった後も「TOEIC900以上、英検一級」を目指して猛烈な勉強を続けます。毎日昼の12時から夜10時まではたらき、深夜にファミレスで朝4時まで勉強するという日々を送ります。
そして英語講師になって1年でTOEIC900を突破。英検1級と通訳検定2級にも合格します。
この後小熊氏は、外資系企業の社内通訳に転身し、さらに同時通訳として独立するのですが、詳細は本書をご参照ください。とにかくすさまじい英語バカっぷりです。私は素直に小熊氏を尊敬しました。
小熊氏がスゴイのは、英語を極め同時通訳になった今でも勉強を続けていることです。
仕事に出かける前は、アップル社の無料教育コンテンツ配信サービス、「iTunes U」を聴きます。(中略)
電車の中では、日本経済新聞を読みながら、心の中で記事を翻訳。仕事の合間の時間には、仕事の資料などからキーワードを拾いだし、英語と日本語を書き出して「単語帳」をつくります。
帰宅後も耳を休ませないよう、iPod touchを専用スピーカーにつないでBBCを流しっぱなしにしたり、iMacでiTune Uをかけておいたりして仕事をします。お風呂に入る時は、濡れてもかまわない英語の雑誌や本などを持ち込み、お風呂のフタを机代わりにして読書。気分が乗っているときは、音読もします。バスルームには、iPodなどの音楽プレーヤーやICレコーダーをつないで音を流せるスピーカーを設置していて、入浴中も英語コンテンツを聞ける環境にしています。これはトフルゼミナールに通った極貧時代からの習慣で、昔はラジカセをお風呂の近くに置き、大好きな映画などの音声をテープに録って流しっぱなしにしていました。
すごすぎる・・・
私はこの人には一生追いつけないでしょう。
でも自分なりのベストな自分になるためにがんばります!
本書で紹介されている、100円ショップで売っているボードをつかった「単語ボード」や、BBCの無料ラジオニュース、「iTunes U」などの英語学習ツールやアプリが、私の役に立ちそうです。
めざせノンネイティブ!
TOEICテスト280点だった私が半年で800点、3年で同時通訳者になれた42のルール
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