米国テキサス州の男性は、脳からサナダムシを摘出する手術を受け、無事成功しました。医者は「奇跡だ」と話しています。
10年以上前、男性はメキシコで十分に加熱調理されていない豚肉を食べました。医師陣はその時に寄生したサナダムシが、体内でゆっくりと成長して行ったものだと考えています。
男性は昨年、サッカーの試合中に気絶し、MRI検査を受けました。倒れる前の数か月間は頭痛に悩まされ、「頭がおかしくなっていた」そうです。
「とても激しく強い頭痛でした。痛みで汗をかき、痛みで嘔吐しました」
MRIにより、脳に寄生虫がいると分かった時もショックを受けたと言います。
脳から寄生虫を取り除く複雑な手術の後、男性は通常の状態に戻ることが出来ました。また、仕事にも復帰しました。
神経外科医によると、今回の件は「珍しいケースであり例外中の例外」ということです。興味深いことに、数年前に男性の姉の脳からも寄生虫が発見されています。
感染症の原因となる寄生虫は、世界中にいます。生肉や加熱調理が不十分な牛や豚を食べることは、感染のリスクを高めます。
寄生虫感染症に罹っても、多くの人は自覚症状を持たず、もし症状があっても軽度なものだということです。
脳に寄生虫がいるとは恐ろしい話です。寄生虫を取り除いてしまえば、それで終わりなのでしょうか。脳にダメージが与えられていないか気になります。とにかく、手術が成功して良かったですね。生肉はなるべく避けた方が良さそうです。
今日の英単語:undercooked
男性はundercooked porkを食べてサナダムシに寄生されてしまったそうですが、undercookedとは「生焼けの」「生煮えの」等といった意味で、食材が十分に調理されていない様子を表します。逆に「焼き過ぎの」「煮過ぎの」といったような加熱し過ぎの場合はovercookedと表現されます。余談ですが、イギリス発の料理アクションゲーム「Overcooked」の邦題は「オーバークック」とされています。英語でこのゲームについて語る時は-edをつけ忘れないようにしましょう。
ソース:https://www.kcrg.com/content/news/Tapeworm-removed-from-Texas-mans-brain-after-more-than-a-decade-567320501.html
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