新聞を目的意識を持って能動的に読み、スクラップすることで、格段に情報力をあげることができます。
今日は私が実践している新聞の読み方を紹介したいと思います。
あらかじめどんなジャンルをスクラップするか決める
私の場合は、「日本経済」、「米国経済」、「欧州経済」、「日本株式相場」と、あとは仕事の対象とする個別企業名及びキーパーソン名のファイルを作っています。スクラップを収納する道具としては、普通のA4サイズ二つ折紙フォルダーを使っています。紙フォルダーのタブに手書きでそれぞれの上記ジャンル名を書いています。新聞全体にざっと目を通す
忙しい日は、目を通したら何もせず新聞を保管しておき、時間がある日に次のステップに進みます。切り取って投げ込む
自分の関心のあるジャンルの記事を切り取り、記事の重要な箇所にアンダーラインや丸などの印をつけ、A4紙フォルダーに投げ込みます。この時点では、切り抜きは紙の切れ端状態のままです。台紙に張ったりはしません。記事レイアウトの都合上ひとつの記事が2つの紙片に分かれてしまう場合にはA4普通紙を台紙にして貼り付けます。
寝かせて、取り出す
紙フォルダーの中に保管した記事を、1~2週間後くらいに取り出し、一つのジャンルの記事を時間順に読み返します。この時点で、過去に書かれた憶測記事など、今では不要となった記事は捨てます。もう一度寝かせて、取り出す
最初に切り抜いた日から、一カ月程度の時間がたった時点で、再度読み返し、不要と思った記事は捨て、保存する価値のある記事はA4普通紙を台紙にして貼り付け記事の書かれた時間順に保存します。紙フォルダーの中にそのまま保存します。保管する記事が多くなってきた場合には、大きめの二穴チューブファイルに綴じます。使う
綴じた記事は必要に応じて参照します。以上のようなプロセスを経てスクラップをしています。
「同じジャンルの記事を時系列に保存して読み返す」という事をするだけで、新しいものが見えてきます。
いきなり、切り抜いて台紙に貼ってパンチで穴を開けて綴じる、と全プロセスをやってしまわない所がミソです。
一つ一つのプロセスの負担を減らし、少しずつ進めることが長続きするコツです。
また、複数回読み返すうちに、「切り取ったもののやっぱり不要」という記事が結構出てきます。それらの記事を捨てることでプロセスの無駄を省くことができます。
ジャンル設定は自分の仕事や趣味など好きなように決めるとよいでしょう。
ジャンルを思いつかない人は、自分の会社や競合会社、業界のフォルダーを作るところからはじめると良いと思います。
また、私は「その他」というフォルダを作り、分類できないけどなんとなく気になった記事をどんどん保存しています。
後で「その他」フォルダの中の記事を読み返すと、自分が無意識のうちに関心をもっていたジャンルに気づいたりします。
この方法には試行錯誤の末に行き着きましたが、立花 隆「知」のソフトウェアの影響が大きいです。
いまや古典となった本ですが、ロングセラー本であり、情報収集、整理、アウトプットの仕方が著者の体験をもとに書かれてあり、大変参考になります。
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