今回はこちらの記事を紹介します。
米国フロリダ州の女性は、亡くなった夫が16年前に臓器を提供した男性に、今度は自らの腎臓を提供しました。
ペンサコーラに住む女性の夫は、2004年に職場で事故のため亡くなりました。夫の腎臓と膵臓は、ある男性に移植されました。
2019年、移植を受けた男性の腎臓が再び機能しなくなって来ていると知り、女性は躊躇うことなく臓器提供を申し出たそうです。
最初、男性はこの申し出を冗談だと思いましたが、女性は本気でした。
フロリダの大学病院で移植手術が行われ、現在、女性とその夫の臓器は、男性の体内で隣り合っています。
男性の腎臓を摘出した医師によると、移植された腎臓が再び機能しなくなるのは珍しいことではないということです。
女性は、自身の腎臓が夫の内臓の側にあることで、夫を近くに感じると話しています。
「私たちはまた一緒になることが出来ました」
移植された腎臓は10年間から14年間、機能すると見られています。手術を行った医師は、夫と妻が1人の人物に臓器を提供する前例は聞いたことがないとしています。
非常に珍しい話ですね。臓器提供を受けた男性は、もちろんご夫婦に感謝されていることだと思いますが、体を大切にして、ご夫婦の臓器と共に長生きしてほしいと願います。
今日の英単語:spouse
spouseは「夫」または「妻」、つまり「配偶者」を表します。状況に応じてwifeやhusbandまたはpartnerやmate等と言い換えることが出来ます。
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