動物園のトラが客の前で職員を襲う face consequences


今回はこちらの記事を紹介します。

スイスの動物園で、シベリアン・タイガーが職員を襲いました。

午後1時頃、チューリッヒ動物園のトラの展示ブースで職員が襲われました。目撃した客が通報し、他の職員が駆けつけました。

「イリナ」という名の雌のトラを展示ブースから出して、襲われていた職員の救助が試みられましたが、既に手遅れでした。

動物園の広報は「残念ですが遅すぎました。職員の女性は亡くなりました」と話しています。

イリナはデンマークのオーデンセにある動物園で2015年に誕生し、1年前にチューリッヒ動物園にやって来ました。動物園によると、襲撃する直前まで普段と変わった様子は見られなかったということです。

なぜ職員がトラと同じ時間に展示ブース内に入ったのか、調査が進められています。亡くなった職員は、長年動物園で働いているスタッフでした。

動物園はこの事件を「非常に悲しい事件」としていますが、襲撃に関しては、野生動物がテリトリーに侵入された際に見せる「生まれながらの本能」であるとしており、イリナには何の処罰も与えない方針です。

尚、事件を目撃した客と職員はカウンセリングを受けたということです。

動物園は、新型コロナウイルスによるシャットダウンを経て、営業を開始したばかりでしたが、再び一時的に閉鎖されました。早々の再開が見込まれていますが、トラのブースは暫く閉鎖される予定です。


非常に痛ましい事件です。野生動物は動物園で生まれ育っても、時に野生の本能が剥き出しになることがありますね。亡くなった職員の方はベテランだったということなので、トラの扱いもよくご存じだったと思いますが、一体何があったのでしょうか。ご冥福をお祈りいたします。

今日の英単語:face consequences
ソース中に“the tiger would face no consequences for the attack”とあります。face consequencesは「結果に向き合う」「責任を負う」という意味です。ソース中の一文は「トラは襲撃の責任を負わないだろう」つまり「トラは襲撃に関して処罰されないだろう」ということです。

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