飼い猫はシリアルキラーか catio


今日は【英語ニュースで単語力UP】をお送りします。

今回のニュースはこちらです。

極稀に玄関先でネズミの死骸を見つけたら、飼い猫が少しの好奇心で獲物を捕らえたのだと思うかもしれません。

しかし実際には、猫たちは隠れた殺し屋かもしれないのです。

小型カメラを使った研究により、飼い猫は実際に殺した数のうち、ほんの僅かな獲物だけを持ち帰ることが示されました。

研究では、郊外で飼われる猫がどれくらい多くの獲物を持ち帰るか、夏季10週間、冬季6週間に渡って観察されました。

小型カメラを取り付けられた猫20匹を観察した結果、捕らえられた獲物の82パーセントが持ち帰られていないことが判明しました。

研究は南アフリカで行われましたが、研究チームによると、この結果はイギリスでも適用し得るそうです。

また、アリゾナ州立大学で行われた研究でも、77パーセントの獲物が持ち帰られないという似たような結果が得られました。

ケープタウン大学の研究者は「生物学的に言えば、1頭で生活しているヒョウのようなネコ科動物は、狩りをした獲物を木の上に蓄えて置き、後で食べます。猫が家に獲物を持ち帰るのは、後で食べようと考えてのことだと思いますが、お腹がいっぱいで食べられないのではないでしょうか」と話しています。

「より小さな獲物は食べやすいため、その場で食べてしまい、家に持ち帰る必要がありません。狩られた獲物の中には、食べる価値がないと思われたり、不味いと思われたりして捨てられるものもあります」

研究者は、猫による捕食を減らすために、猫に鈴をつけることや、最も狩りが行われる夜は猫を外に出さないことを提案しています。

猫用の囲いを屋外に作り、猫が室内と同様に屋外も楽しめるようにすることも推奨されます。

研究者が達した結論は「世界中の猫が、60種以上もの鳥や哺乳類、爬虫類の絶滅の直接的な原因となっている」というものです。


可愛らしい飼い猫が、実は外で多くの獲物を殺していたらショックです。無意味な殺生をなくすためにも、研究者の提案を参考にして、何らかの対策を取りたいものですね。

今日の英単語:catio
ソース中では、飼い猫の狩りを減らす方法のひとつとしてcatioを作ることが提案されています。cat「猫」+ patio「中庭」「テラス」の組み合わせで出来ている単語catioは、屋外に屋根と囲いを付けて飼い猫が過ごせるようにしたスペースを指します。猫用の庭やベランダです。


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