行方不明の犬、牧羊犬として働いていた herd


今日は英語ニュースで単語力UPをお送りします。

今回のニュースはこちらです。

米国アイダホ州の高速道路で交通事故が発生し、それに伴い、車に乗っていた飼犬が行方不明になりました。

2歳半の「ティリー」は、ボーダー・コリーとオーストラリアン・キャトル・ドッグのミックス犬です。飼い主一家とドライブしていた時、乗っていた車が衝突事故を起こし、衝撃で窓から外に押し出されて行方が分からなくなってしまいました。

飼い主一家とその場に居合わせた人々は、車を停めてティリーを捜しました。しかし、10時間に及ぶ捜索にも関わらず、ティリーは見つかりませんでした。

一家はティリーについてソーシャルメディアに投稿し、捜索を続けましが、なかなか手掛かりを得ることが出来ませんでした。

一家が捜索を続ける中、事故現場から1.5マイル(約2.4㎞)離れた場所で牧場を経営する兄妹は、1匹の牧羊犬の毛がいつもより色濃く見えることに気が付きました。

兄妹の1人が「フゥーイ」というその犬の名前を呼んでも、いつものように近付いて来ません。この犬はフゥーイではないのではないかという疑念が湧きました。

「フゥーイは呼べばいつも飛んで来ます。でも、その犬は走り去ってしまいました」

その後、兄妹たちはその犬がティリーかもしれないということに思い当たりました。以前、カリフォルニアに住む祖母がソーシャルメディアを見て、事故現場近くに住む兄妹にティリーの話をしていたためです。

ティリーは兄妹によって保安官事務所に引き渡され、その後、飼い主一家と再会しました。

ティリーは本能的に羊の群れに惹きつけられて牧場に現れたのではないかということです。

飼い主は「ティリーは犬用の公園に行った時も、人を集めて大きな集団を作ろうとします。何でも群にしたがるのです」と話しています。


ボーダー・コリーもオーストラリアン・キャトル・ドッグも牧畜犬として働く犬ですから、そのミックス犬であるティリーが牧場で羊を追おうとするのも無理はありません。無事に飼い主の元に戻ることが出来て良かったですね。ところで、ティリーが間違われたフゥーイはどうしているのでしょうか。たまたまその時近くにいなかっただけだとは思いますが、フゥーイの所在が少々気になります。

今日の英単語:herd
herdは牛や羊などの動物の「群れ」として有名ですが、動詞には「集めて集団にする」という意味があります。動物を集めて群れにする時はもちろん、人を集めて大きなグループにする時にも使われます。


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