今日は気楽な話題をひとつ。
外資系企業というと、
「実力主義」
「いつクビになるかわからない」
という怖いイメージをもたれている人も多いかと思います。
しかし、そんな厳しい外資系企業ばかりではありません。
私の見たところでは、外資系企業は、
バリバリ外資
と
まったり外資
の2つに大きく分けることができるように思います。
バリバリ外資の代表例としては、ゴールドマン・サックスなどの大手投資銀行や。
マッキンゼー等の戦略系コンサルティングファーム、そしてAMAZONなどの巨大グローバル企業があげられます。
これらの企業は優秀な人を積極的に採用し、社員同士を競争させ、厳しい環境の中で高いパフォーマンス出し続けることを要求します。
そして、優秀な人には厚い報酬を与えます。
労働環境は過酷ですが、MBA新卒で2000万程度の年棒は当たり前だったりします。
しかしその一方、パフォーマンスの悪い社員に対しては、躊躇なく解雇したり、または自発的退職を促します。
MBAトップ校の卒業生の間でもこれらの企業は人気が高く、常に優秀な人材を採用しつづけることができるからこそできる人事戦略です。
一方、「まったり外資」という企業があります。
まったり外資では、国内企業よりも楽な労働環境です。
有給休暇を取りにくい国内企業と違って、社員のほとんどが有給休暇をバンバンとるため、「常に誰かがバケーション中」というのが、当たり前の光景になっています。
社員の間の競争もないことはないのですが、表立って激しいものではなく、協調的な雰囲気です。
それでは給料が安いのかというと、そうでもなく、MBA新卒の相場では、バリバリ外資の3分の2程度で、十分恵まれた収入です。
中堅社員でも2000万以上はもらっているので、無理してそれ以上の出世を目指すというよりも、皆と協力しながら成果を出して快適に仕事できればそれでいい、と考える人が多いように思います。
収入を時給単価に換算すると、バリバリ外資よりはるかに高い時給単価となります。
基本的に、バンバン解雇したりはしません。「せっかく雇った人はできるだけ長く働いてもらいたい」という方針です。
まったり外資の例はさまざまです。
イメージでいうと、
「日本でのビジネスが定着していて、利益を十分に出しているが、日本での知名度が高くなく、日本人社員の採用には苦労している会社」
という感じです。
このような会社は、日本語力と英語力プラスもうひとつの専門能力(法務、経理、ファイナンスなどなど)を持った社員を必要としているにもかかわらず、知名度の低さからなかなか適性のある人を採用できないため、結構良い年棒を提供します。
さらにマネージメント経験が豊富であればいうことありません。
バリバリ外資とまったり外資、どちらが良いかは一概にはいえません。
私の勤める会社は、どちらかというとまったり外資です。
ときどき忙しいですが、気兼ねなく休暇を取れる環境が快適です。
収入にも満足しています。
良いまったり外資企業を見つけるのは、知名度の低い割安株を発掘するのに似ています。
一方、バリバリ外資に入社するのは超有名成長株に投資するのに似ています。
どちらのスタイルをとるかは、人それぞれでしょう。
まったり外資の日常も時々書いていきたいと思います。
リラックスして書いたのでまとまってませんが、今日はこのへんで。
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