安岡正篤の日教組批判が容赦ない件


安岡正篤の著書を何冊も読んでいます。




本書の中にこんな言葉があります。

(前略)「教師憲章」というものも挙げておこうと思う。日教組の教師の倫理綱領というのはおおよそ私が見た従来の世界の教育に関する、教師に関する宣言あるいは憲章の中で最劣等、最悪のものである。また文章自体も最拙劣のもので、あれはどうも日教組というものは、日本ばかりでなく、世界に醜をとどめる情けないものだと思う。あまりにも情けない。せめて、私がここに書いておいたのはいくらかその薬になる。

「教師憲章」

一 教師は職業的・社会的成功を目的とする手段でなく、真の人間を造ることを使命とする。

二 子弟が将来いかなる地位に就いても人から信用せられ、いかなる仕事に当たっても容易に習熟する用意のできておる、そういう人間を造ることが教育の主眼である。

三 将来を担う子弟が、明日の行路を誤たず、信念と勇気をもって進む為に要するものは、単なる知識・理論や技術ではなく、人間の歴史的・恒久的な原理であり、典型である。

四 教師はみだりに人を教うる者ではなく、まず自ら善く学ぶ者でなければならない。

五 教師は一宗一派の理論や信仰を偏執して、之を子弟に鼓吹してはならない。

六 教師は学校と教壇をなおざりにして、政治的・社会的活動をしてはならない。

七 現代が経験している科学・技術・産業における諸革命と相応する理性的・精神的・道義的革命が達成されねば、この文明は救われない。その「革命への参加」は、教師において、いかなる階級の奪権闘争でもなく、もっと内面的な創造でなければならぬ。

日教組の方々だけでなく、子育て中の親御さんや会社などの組織で人を指導する立場の方々にとっても耳の痛い言葉があるのではないでしょうか。

私も肝に銘じたいと思います。


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