米国ニューヨーク州の農家に、メモ付きの謎の金庫が出現しました。
金庫は推定500～600ポンド（約226㎏～272㎏）と見られる大型のもので、メモと一緒に農場の敷地内に置かれていました。メモには「開けたら中身はあなたのものだ」と書かれていました。
農場の経営者によると、金庫をこじ開けようと集まって来た人々を、保安官代理が解散させる場面もあったそうです。
「彼らは大型ハンマーを持って来て、金庫のダイヤルやハンドルを叩いていました」
経営者は金庫を秘密の場所に移し、当面は開けずにそのままにしておくと話しています。
「個人的には、金庫の中身は謎のままにしておきたいのです」
新型コロナウイルスの世界的大流行や、米国大統領選挙が近づいている中で、この謎の金庫は「ありがたい気晴らし」だということです。
「もし開けてしまったら、それでショーはおしまいです。ウイルスや政治的なことに関する問題や心配を少し脇に置いて、人々はこの金庫について楽しく話すことが出来るかもしれません」
金庫は、計画中の地元歴史博物館に置かれる可能性もあると言います。
博物館計画委員会のメンバーは「金庫の中身は大金かもしれないし、紙吹雪かもしれません。誰にも分からない。それは『夢』なのです」と語っています。
誰がどのような目的でメモを付けた金庫を置いて行ったのでしょうか。犯罪絡みでないかどうかだけが心配ですが、非常に興味深いです。中身は何なのか、大変気になりますが、語られている通り、謎のままである方が良いのかもしれませんね。
今日の英単語：welcome distraction
distractionは「集中を妨げるもの」や「気を散らすこと」等、あまり良くない意味で使われることが多いかと思いますが、「気晴らし」という意味もあります。ソース中のwelcome distractionは「ありがたい気晴らし」ということです。
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