米国コロラド州で、首にタイヤが嵌っていたエルクが、少なくとも2年の時を経てタイヤから解放されました。
コロラド州公園野生生物局によると、パイン・ジャンクション南部でエルクが目撃され、職員が付近を捜索しました。過去数週間にわたり、職員はエルクを見つけて鎮静剤を打とうとしており、今回が4度目の試みだったそうです。
同局職員は遂に鎮静剤を打つことに成功し、エルクの首からタイヤを外すために角を切りました。
「取り除くのは簡単な作業ではありませんでした。我々はタイヤのビードを切断することが出来なかったのです。幸運だったのは、エルクの首を少し動かすことが出来るだけのスペースがあったことです」
タイヤ切断が不可能だと判明したため、職員たちはエルクの角を切るという決断を行いました。
「タイヤを切断して、エルクの繁殖活動のために角を残したかったのですが、どんな方法を取っても、とにかくタイヤを取り除かなければなりませんでした。」
エルクは4歳半で、首の周りにタイヤを付けている姿が最初に目撃されたのは約2年前でした。タイヤを取り除くために様々な試みが行われて来ましたが、今回まで成功には至りませんでした。
およそ35ポンド(約15.8㎏)のタイヤと瓦礫を取り除かれ、エルクは自然に戻されました。
2年以上も15㎏ものタイヤを首に付けての野生での生活、エルクにとって大変だったと思います。解放されて本当に良かったですね。エルクの角は再生するらしいので、暫く我慢すれば元通りの姿になることでしょう。
今日の英単語:rut
rutには「轍」「車の跡」という意味の他に「オスの動物の発情期」という意味があります。特に牡鹿の発情期を指して言います。in rutで「発情している」という意味になります。
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