【英語留学格闘記78:最終回】MBAホルダーが語るノンネイティブへの道


本日は【英語留学格闘記】をお送りします。


☆TOEIC400からTOEIC935英検1級MBAを取得した作者の英語遍歴を公開中☆
~いままでのあらすじ~~~~~~~~~~~~~
社会人3年目に同期がロンドン勤務になったことをキッカケに英語学習を決意するもすぐに飽きて勉強をやめてしまう。
そしてとうとう英語とは関係のない部署へ転勤してしまう。この転勤をきっかけに英語学習を再開した。
血のにじむ努力の結果TOEIC815を獲得。
留学生候補公募になぜか合格し留学生候補として留学受験の勉強を開始。
リスニングに苦しめられながらも、音読とシャドーイングを繰り返し、
何とかTOEFL600(CBT換算250)オーバーをゲット。TOP10MBAに合格する。
MBAでの充実した2年間はあっという間に過ぎ去り、卒業の時を迎え帰国。
帰国後もノンネイティブを目指し英語学習を継続する。
手始めに英検1級を受験し1次2次とも見事一発合格!
そしてTOEICとの最後の決戦で935点獲得!!
MBAと英語力を活かす機会の無いモンモンとした日々を送っていたある日。ヘッドハンターから連絡を受け、初めて外資系企業の面接を受ける。
相手企業に魅力を感じず辞退したものの、外資系企業でもやっていけるかもしれないという自信を持った私は転職活動を開始!
試行錯誤の末、とある外資系企業からオファーを受け取り入社!!
しかし、入社直後の海外との電話会議が聞き取れず自信喪失!
再び初心に帰り英語学習の再開を決意する!!
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転職後初めての海外との電話会議で、英語が全く聞き取れなかった私は完全に自信を喪失しました。

というよりも、今まで英語力に自信を持っていた自分を恥ずかしく思いました。

そして「外資系企業に居れば自然と英語力が伸びるだろう」という甘い考えは捨てることにしました。

英語力が自然に伸びるのを待っていては遅すぎます。

英語力が伸びる前に、電話会議を聞き取れないことがばれたらクビです。

私はしまっていたAFNの英語教材を引っ張り出し、通勤時間にリスニングと、小さな声でのシャドーイングと音読を繰り返すことを日課にしました。

会社のミーティングには、任意参加のものはできるだけ参加してリスニングを練習し、他の人の発言から便利な英語表現を吸収するようにしました。

会議の重要な点をメモするのはもちろんですが、会議では重要なコメントでなくても、英語表現として参考になるコメントはどんどんメモしていきました。

メモした英語表現は、音読したり同じ表現を使って別の英文に言い換えてみたりしながら、自分でも自在に使えるようにしていきました。

要するに、MBA留学前にNOVAに通ってた時、そして留学時代にやっていたことと同じことをまた始めたのです。


今の会社に入って1年ほど経った頃、電話会議の英語も随分と聞き取れるようになりました。

スピーキング力もかなり向上しました。

その甲斐あってか、海外の本社へのトレーニー出張をさせてもらいました。

外資系企業では、採用して「当たり」だった社員には海外出張させたり良い思いをさせて、会社への定着を図る、ということをよくやるようです。

その一人に選ばれたのは大変光栄なことでした。

でもまだまだです。

自分が英語の電話会議の司会進行役をできるようになり、複雑な問題を会議で解決できるようになるまでには、リスニング力、スピーキング力がもっと必要です。


私の英語力は、ノンネイティブレベルにはまだ程遠いと感じます。

私の英語学習はまだまだ続きます。

やるべきことはTOEICの学習を始めた時から変わりません。

音読とシャドーイングです。

そして英語を読み、英語を聴き、英語で考え、英語で書き、話すことです。

私が目指す「ノンネイティブへの道」はまだまだ続きます。

これまで、私の長い(まだ短い?)英語学習の軌跡を書いてきました。

これで、私の「英語格闘記」は終わりにしたいと思います。

自分の経験を書くということは、私にとってとても実り多いものでした。

自分の過去を振り返り、今の自分の言葉で表現するというプロセスは、自分の未来について考えるきっかけとなりました。


「英語留学格闘記」のご愛顧ありがとうございました。


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