大橋 禅太郎 「すごい会議」の主張は2つだけ

大橋 禅太郎著「すごい会議-短期間で会社が劇的に変わる! 」を読みました。


 この本に書いてある会議術のポイントは非常に明快です。

次の2つだけです。

・口頭での発表でなく、意見を書かせることで全員の意見を引き出す方法

・問題提起するだけの人や、意味のない単なるコメントをする人に当事者意識を持たせ解決案を出させる質問法

 

本書を読んで、「はあ!?たったの2つ?馬鹿にしてんのか!」と憤る方もおられるでしょう。


好意的に解釈すると、著者が実践して本当に役に立った2つの方法を、自分の生々しい体験を交えて解説している、とも受け取れます。


どちらの方法も、それほど難しくなく、シャイで会議が苦手な人にもできるものです。この2つを実際に実践すれば、会議は大きく変わります。


40分程度で読み終わり、すぐに実践で試すことができます。即効性を求めていて、行動をさっととれる人にはお勧めできる本です。必ず効果があります。


自己啓発書の読書を楽しみたい人にはお勧めできません。読書家の人はこういう本の存在を許せないと思います。薄っぺらいし、文章は少し利口な小学生レベルだし、会議ファシリテーション本のくせに前半分は著者の石油メジャーとシリコンバレーの自伝でタイトルと内容が合っていないし(自伝自体は面白いです)、と読書家をいらだたせる要素満載です。読まずにスルーするのが精神衛生のために良いでしょう。


ネット上の評価も、「本当に効果がありました!」という絶賛派と、「中身が薄い。タイトルと内容が違う」という酷評派の真二つに分かれています。


あなたはどちら派でしょうか。


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