リスクを恐れ命令系統を守り上司の顔色を伺いながらの仕事がお客さんの心に残るはずがない



読むたびに違うページが印象に残るのが不思議です。でもよく考えて見れば、自分が必要としているヒントが毎回違うのだから、これは自然なことだと思います。

今回読んで刺さったのは、55ページの以下のくだり。

 フォーチュン誌は1998年、全世界を対照に「最も尊敬される企業」のアンケート調査を行い、その結果、尊敬される企業と尊敬されない企業の特徴がはっきり出た。同誌によれば、リスクを最小限に抑え、命令系統を重視し、上司の顔色をうかがい、予算を重視するのが、尊敬されない企業に共通した特徴だという。
 私は最近、『プロジェクト・オフィス』という本を読んだ。それには「期限内に予算内で計画通りに実施する」のがプロジェクトの要諦だと書いてあった。ほとんど同時に読んだトーマス・マクロー著『近代資本主義の創造』には次のようなことが書いてあった。「資本主義は、夢と野心によって突き動かされる人間の、創造性の表現だと理解すべきである」

最近の私が、「リスクを最小限に抑え、命令系統を重視し、上司の顔色をうかがい、予算を重視する」仕事の仕方をしていたのでどきっとしました。

企画立案フェーズではパッションを持っていたはずなのに、実行フェーズに移り、様々な部署の様々な人(リスク回避的なつまらない人も多く含まれる)とミクロな議論をしているうちに、守りの姿勢になっていました。

リスクを恐れ命令系統を守り上司の顔色を伺いながらの仕事が社内の歴史に残ることはありません。お客さんの心に残るはずもありません。

毎回違う私の悩みに答えてくれ、元気付け鼓舞してくれる本書には、感謝してもしきれません。


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