リーマンショックが与える日本外資社員への影響

※以下の記事を書いたのは、リーマンショック直後の2008年9月27日です。当時の生々しい記憶がよみがえります。


 ここ2週間は、歴史に残る激動の2週間、とでもいえそうなものでした。

リーマンの破綻、AIGへの米政府公的資金注入、野村HDのリーマンアジア欧州ビジネス取得、モルスタへの三菱UFJの出資、ゴールドマンサックスとモルスタの証券会社から商業銀行への転換などなど。

これまで世界の金融界を支配しているかのように思われていた米国金融機関が、わずか2週間のうちに次々と存在を消し、姿を変えていきました。

まだまだ「危ない金融機関」は残っていますし、また、日欧米の大手金融機関の貸付余力が低下したことによって、金融界だけでなく製造業等でも巨大倒産や企業再編成が起こりそうです。

リーマンでなくても、外資金融に勤めている人は、何かと不安な状況にあるかと思いますが、こういうときこそ基本に立ち戻ることが大切です。

顧客満足の最大化のために出来ることに集中しましょう。

直接顧客と接することのないポジションにいる人も、「自分の給料は顧客が払ってくれるお金から出ている」ということを念頭において仕事をしましょう。いろいろとアイデアが出てくるはずです。

日本ビジネスの収益性が高ければ、米国や欧州等の本社も、日本ビジネスをあっさり切り捨てることはありません。

本社が苦しんでいる今こそ、日本ブランチのプレゼンスを高めるチャンスです。


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