労働者に厳しい社会で生き残る方法

 ※当記事は2009年7月31日に作成したものです。


日本株式市場が2009年初来高値を記録しました。The Wall Street Journalでも記事になっています。

AUGUST 1, 2009

Nikkei Rises to 2009 High

By V. PHANI KUMAR, MATTHEW ALLEN and PHILIP VAHN

Asian markets rose sharply Friday to build on their weekly and monthly gains, with Japanese shares ending at their highest level this year as better-than-expected corporate results outweighed data showing the country still faced major economic challenges.

(和訳)

アジア株式市場は金曜日大きく上昇した。日本では経済全体は依然厳しい状況が続いているが、予想を上回る企業業績が好感され、株価は今年最高の水準まで上昇した。


株式市場が好調な一方で、日本の失業率は上昇を続け、消費者物価は低下しています。

JULY 31, 2009, 12:39 A.M. ET

Japan's Prices Fall, Unemployment Rises

BY ANDREW MONAHAN

TOKYO -- Japan is struggling with its second round of deflation this decade after the consumer price index fell by its fastest pace on record in June, while the jobless rate rose to near its all-time high.

(和訳)

日本では6月、消費者物価が過去最高のペースで下落し、失業率は過去最高水準まで上昇した。


日本の実体経済は依然弱く、雇用環境は悪化し、それに伴い家計が節約に走るために物が売れず、物価が下がっています。しかし、企業はリストラ等によって業績が回復しており、株価も好調・・・といった所です。

乱暴に言い切ると、「リストラで苦しむ労働者の犠牲によって、企業と株主は儲けている」ということです。

このような状況を嘆いてもしかたありません。

今のように労働者が泣き、株主が笑う時期もあれば、その逆の時期もあるのです。

どっちにころんでも自分を守る方法は、あります。

労働者であると同時に株主になってしまえば良いのです。

株主になるのは簡単です。

株式や、株式投資信託に投資するだけです。

投資信託であれば、一万円で買うことができます。

このように、誰でも株主になることができる、という事実。

これが、「蟹工船」の時代と、現代の大きな違いです。

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