宿泊費100円の部屋 -esque





日本が旅行するのに手頃な価格の国とは思われていません。しかし、日本には1部屋100円の旅館があるとしったら驚くことでしょう。

しかしながら、その部屋に宿泊する客はプライバシーを放棄しなければなりません。部屋での様子がユーチューブで24時間ライブ配信されるからです。そのチャンネル登録者は2,000人を超えています。

この「掘り出し物」を提供しているのは福岡のビジネス旅館「あさひ」です。8号室が宿泊費100円の部屋となっています。

部屋は普通の日本風ホテルの一室で、床は畳敷きとなっており、布団があります。小さなテーブルとテレビ、やかんも置いてあります。ただひとつ、他の部屋と異なるのは、部屋の中央にカメラが設置されている点です。部屋の中にはカメラの死角となる場所はありません。

この部屋では、裸や性的な行動など「淫らな行い」は禁じられています。昔からある安い旅館のように、風呂トイレは共同です。宿泊客はカメラのない風呂場で着替え等を行うことになっています。

ライブ配信は映像だけで、電話や会話などの音声は流れないため、その点においてはプライバシーが保たれます。部屋の電気を消すことも許されています。

旅館側は、宿泊客がカメラに住所やクレジットカードなどの個人情報を晒さないよう、警告しています。

この部屋に宿泊した客の中には、注目を浴びることを楽しんだり、ライブ配信にコメントする視聴者と交流したりする人もいました。

旅館がこの「監視国家」的なサービスを始めた理由は、その部屋の予約が最も少なかったためです。また、単に部屋を埋めるだけでなく、少し有名になることも期待しています。

ホテルの予約サイトの多くはこの部屋を掲載するのをためらっていますが、ホテルに直接電話をかけて予約すれば簡単です。



日本に関する記事を英語で読むことも勉強になります。それにしても、個性的で面白い試みですね。なるべく宿泊にお金を使わずに色々なところを見て回りたいというような旅行客には良いかもしれません。ただし、人に見られることが苦にならない方に限りますが……。

今日の英単語:-esque
-esqueは語尾について「~風の」「~を思わせる」「~的な」という意味を作ります。例えばfilm + -esqueでfilmesque「映画のような」という意味になります。-esqueを使った表現で比較的有名なものに、Japanesque「日本式の」、arabesque「アラベスク」等があります。また、picuresque「絵のような」という単語もpicture + -esqueの構成となっています。

ソース:https://www.msn.com/en-gb/news/offbeat/a-hotel-in-japan-is-offering-a-dollar1-room-if-youre-okay-being-livestreamed/ar-BBX2x28

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