ボトムアップ式 映画英語のリスニング 新装版―NewYork Detective Story (CD BOOK)
映画やドラマの英語が聞き取りにくいのは、しゃべるスピードが速いからではありません。日常会話ならではの、発音が変化したり省略されたりする英語がバンバンでてくるからです。
そのため、アナウンサーが話す明瞭な発音の英語をいくらスピードアップして聴いても、映画やドラマの英語を聞き取れるようにはなりません。時間の無駄です。
本書では、ネイティブスピーカーの英語の音変化の全パターンを網羅しています。この教材を使えば海外映画・ドラマのリスニングは100%聞き取れるようになります。
音変化の例を3つ示します。
- 音が弱くなるReduction(例:himのhが弱くなり、「ヒム」でなく「イム」と発音される)
- 音が消えるElision(例:twentyの2つめのtの音がきえ、「トゥエンティー」でなく「トゥエニー」と発音される)
- 2単語が連結するDeletion(例:an orangeがつながり「アン・オレンジ」でなく「アノレンジ」と発音される。日本人はこれをarrangeと聴き間違ったりする)
このような様々な音変化の全パターンを、探偵映画のストーリーを聴きながら身につけることができます(大半の人は途中で犯人が誰かわかると思いますが)。
本書で勉強するときは、聞き取った後教材を止めて自分でも発音するリピーティングがおすすめです。リピートすると音変化を体で実感でき、効果的にリスニング力をアップさせることができます。また、自分の英語発音もネイティブのように流ちょうな、日本人には聞き取りにくい格好良いものになる、という効果もあります。
リピーティングになれたら、聞き取ると同時に1~2秒ほど遅れて発音するシャドーイングという練習をしましょう。英語のテンポが体にしみこんでいくはずです。
私の英語学習のほぼ全ては、音読、リピーティング、シャドーイングだったといっても過言ではありません。
ボトムアップ式 映画英語のリスニング 新装版―NewYork Detective Story (CD BOOK)
←お読みいただいた後のクリックありがとうございます!励みになります!
コメント
コメントを投稿