5月病の方々に話したい、私の経験


GWも終わりですね。この時期に、憂鬱になる、体がだるくなる、会社に行く気がしない、という症状がある方は5月病かもしれません。

5月病になってしまった新入社員の方々へ、私なりのアドバイスができたらなと思い、筆をとった次第です。

私が某大手国内企業に入社したのはいまから約20年前。バブル崩壊の傷跡が残り、今とは比べ物にならないほど就職活動が大変な時代でした。

就職できて安心したのもつかの間、入社してみると、与えられるのはつまらない単調な仕事ばかり。つまらないのに間違いは許されず、ミスするたびに先輩社員に怒鳴られる日々。

そういう先輩社員はバブル期楽勝入社組で、向上心のかけらもないタイプの人でした。

「大学出て、この程度の人とつるんで、この程度の仕事しててよいのかな・・・」と考えることもありました。

しかし、人間は安易な方向に流されるもので、「英語留学格闘記」の最初の方で書いたとおり、そんな先輩と適当に働いて適当に遊ぶ日々を2年間ほど送ってしまいました。。。

給料をもらう身分になり、そのお金で遊ぶというのは、最初のうちは楽しいものでしたが、だんだんとそれだけでは満たされなくなってきました。

私が社会人になって、社会人生活が充実してきたのは、一心不乱に英語の学習に取り組み、仕事に取り組みだしてからでした。

今5月病になってしまっている人がいたら、安易に転職などせずに、今の場所で思いっきり仕事をしてみることをお勧めします。

新入社員に与えられる仕事はエキサイティングな仕事はないかもしれませんが、その面白くない仕事に没頭してみるのです。


サイバーエージェント社長の藤田 晋氏の 「渋谷ではたらく社長の告白」を読むと、「死に物狂いで働く」ということがどういうことか、よくわかります。

先輩社員や上司を好きになれない、尊敬できない、という人もいるかと思います。

江口 克彦氏の「部下の哲学」は、部下の心得を書いた貴重な本です。松下幸之助の下で長年部下として働き、上司として多くの部下を育成してきた江口氏のこの本は、読むたびに自分に足りないものを気づかせてくれます。

みんながこの本を読んで実践すれば、会社は雰囲気も良くなり実績も格段に向上するだろうなと思います。

しかしそんな考えは非現実的ですから、自分がコントロールできない外部要因について考える前に、自分がコントロールできる内部要因、つまり「自分」を変えることに集中することにしています。


死に物狂いで働き、一流の部下を目指すだけでは疲れてしまいます。
時には気分転換や現実逃避も必要です。

仕事とは関係のない勉強をすると、良い気分転換になります。

私の場合は英語の勉強がそれでした。

英語の勉強自体は大変でしたが、生産的な現実逃避として機能していたように思います。


社会人になったばかりの人間に、いきなりエキサイティングな仕事を与える会社ありません。

今は簡単に転職できるかもしれませんが、場所を変えるだけでは何の問題解決にもなりません。

一所懸命仕事をし、一流の部下となる努力を続けていれば、自然と責任のある面白い仕事を任されるようになります。

今の場所で自分の力を出し切ってみてからでも、転職は遅くありません。

がんばってください。
(深刻に心が疲れている人は、しばらくはがんばらず、休んでください)


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