「日本の総理大臣には、アメリカの大統領のようなリーダーシップがない。だから日本はダメだ。」という意見がありますが、私はそうは考えていません。
日本に不在なのは、リーダーシップではなく、自分の国のリーダーのやろうとしていることを応援しようという、前向きな気持ちだと、私は考えています。
アメリカでは新しい大統領が就任した最初の半年から1年間くらいは、野党やマスコミはチャチャ入れをせずに新大統領の決断と行動を見守ります。
一方、日本では新しい内閣総理大臣が決まりそうになる時点から、野党やマスコミによるネガティブキャンペーンが展開され、新内閣総理大臣の足を引っ張ろうとします。
これでは、どの政党から、どんなに優れた人が総理大臣になったとしても、やりたいことを実行できません。
今は日本人同士で足の引っ張り合いをしている余裕はないはずです。
「なにはともあれ日本の民主主義プロセスで選ばれた人がリーダーになったのだから、しばらくは応援してやろう」というムードの不在が、今の日本の将来の不安や閉塞感につながっているのではないでしょうか。
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