会社の肩書は定年したら無価値になります。でも英語力は一生ものです。



私は仕事での肩書や年収を上げることにこだわっていた時がありました。

英語学習を決意したのだって「出世して年収を上げたい」という気持ちがあったことは否定できません。しかし、ある日気が付きました。

「定年退職すれば、肩書も年収もなくなる」ということに。

パッケージをもらって早期退職した場合は、肩書と年収を失う時期はもっと早くなります。そう考えると、同僚などとの肩書の微妙な差を気にすることが馬鹿馬鹿しくなりました。

しかし、私には一生だれからも奪われる心配のないものがあります。それは英語力です。

急に社内政治的なもので解雇されたとしても、何か理不尽な力によって全財産を没収されたとしても、私の英語力を私の脳みそから奪うことは誰にもできません。

今は平均寿命の長期化から、人生百年と言われています。60歳で定年したとしたら40年もの人生があります。この40年の人生を、英語力を使って充実したものにできます。

「これからは英語力は不要。なぜなら今後は自動翻訳が発達してスマホが同時通訳するから」と言われていますが、これは半分正しく半分誤っています。

同時通訳を介した会議などに参加したことがある人なら分かると思いますが、どんなに通訳者が優れていても、直接英語でコミュニケーションするのに比べると、通訳が間に入る会話はぎこちなくなるのです。やはり自分で英語を使うのが一番です。

そしてなにより、「自分は英語ができる」という自信は、「自分は通訳機能付きスマホを持っている」というのとは比べ物にならない満足感・充実感があります。

誰からも奪われない、一生ものの英語力を身に付ける方法は簡単です。音読をコツコツと繰り返すことです。


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