Brexit(イギリスの欧州連合離脱）のため、オランダの税関職員は、イギリスからの入国者が所持しているハムサンドウィッチなどの食品を没収することになりました。
オランダのテレビ局の取材班は、イギリスから渡航した運転手が、フェリーターミナルで税関職員からサンドウィッチなどの食品を没収される映像を放送しました。
映像には、申し訳なさそうにしている税関職員に、運転手が複数のサンドウィッチを差し出す様子が捉えられていました。
税関職員によると、Brexitの結果、肉や乳製品を含む食品の個人輸送は禁止されるということです。
イギリスの環境・食糧・農村地域省は、イギリスからEU諸国へ入国する際、個人が所有する食べ物は「使う・消費する・捨てる」ことを提案しています。
当局は「2021年1月1日から肉や乳製品を含む動物由来の食品、例えばハムやチーズのサンドウィッチなどは、EUへの持ち込みが禁じられています」と説明しています。
オランダの税関は1月6日、フェイスブックに、今年の1月1日から没収された肉、果物、飲み物などを含む製品の写真を投稿しています。
これまで何気なく持ち込んでいた食べ物が没収されるとは、思いもよらなかったのではないでしょうか。中にはオランダに入ったら食べようと楽しみにしていた食物を没収された方もいるかもしれません。Brexitの影響が、何気ない個人の日常生活レベルにも及んでいるのですね。
今日の英単語：confiscate
confiscateは「没収する」「押収する」といった意味で、当局や権威などにより私的な財産・所有物などを差し押さえられることを表します。類義語にseizeやimpoundがあります。
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