米国イリノイ州のカップルは、数か月前に引っ越して来た住宅で驚くべき発見をしました。自宅の下には19世紀に造られたトンネルがあったのです。
オールトンにある住宅の歩道部分が傾いてきたため、カップルは修理を行うことにしました。
修理のために石垣を取り除いている時、トンネルへの入り口を発見したのです。
カップルは、トンネルの高さは9フィート（約2.7m）程で、奥行きは60フィート（約18m）程だと話しています。
地元の歴史家によると、トンネルは1840年代、家が建つ50年前に造られたものだと言うことです。ただ、何のために造られたのかは分かっていません。
歴史家は「これは珍しいものです。オールトンではいくつかのトンネルがあるのですが、貯氷庫や根菜類の貯蔵、その他様々な目的が考えられます」と語っています。
「地下鉄道組織が使用していたのかもしれません。何の証拠もありませんが、ここオールトン地域にはミズーリ州へ向かうフェリーがありました。可能性は否定できないのです」
歴史家はトンネルが保存されることを望んでいます。また、安全が確認されて市が費用を負担すれば、見学ツアーを行うこともあるかもしれないとうことです。
過去に造られた巨大な人工物が発見され、でも、何のために造られたのか分かっていないとは、非常にワクワクします。造られた真の目的を知りたい気もしますが、分からないままに色々と想像を膨らませる方がロマンを感じられるかもしれません。
今日の英単語：slope
建物に付けられた緩やかな斜路のことを日本語でも「スロープ」と言いますが、slopeの名詞は「坂」や「傾斜」といった意味ですね。動詞は「傾いている」という意味になります。
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