【辞めたい人必読】石田 淳「会社を辞めるのは、「あと1年」待ちなさい! 「続職」のススメ」


「会社をやめたい!」と思う事は誰しもあります。しかも、私のように転職を経験しちゃうと、転職に対する抵抗感がなくなる分、会社を移りたいという誘惑は頻繁に大きくなります。

上司が無能、同僚が無能、部下が無能、取引先が馬鹿、会社にビジョンがない、会社に将来性がない、給料が安い、給料が上がらない、仕事が面白くない、仕事がつらい。

会社を辞めたい理由は、人それぞれ、いくらでもあることでしょう。
 


しかし、やみくもに転職しても良い事はありません。転職したいと思った時はあわてず、

「1年後の今日、結論を出す!」と、宣言しましょう。

転職するかしないか、1年後に結論を出すと決めます。そして、1年という期間を限定して、積極的に目の前の仕事に取り組みましょう。

特に、今の会社にいるうちでないとできないこと、を1年間かけて戦略的に実行するのです。

1年間という限定された期間に何をどのようにやるか、ちゃんと実行するためにどんな工夫をするか、については本書にたくさんのアドバイスが載っていますが、私にとって最も参考になったのは、「できる人を見て真似る」です。

できる人の仕事のやり方-あなたの仕事のやり方=あなたに足りないこと

この式はとてもシンプルですが強力です。出来る人がやっていて、自分がやっていない行動を真似てみれば、彼らの仕事に近づけます。

全てにおいてあなたより優れている人はいないかもしれません。しかし、どんな人にも、良さや強みがあるはずです。「この人の、この部分を真似したい」というのがあれば、1年間のうちに積極的に吸収してしまいましょう。


職務経歴書を書いてみる

転職するつもりがなくても職務経歴書を書いてみる、というのもお勧めです。

転職活動のために職務経歴書を書くと、自分に足りないものが分かり、1年間何をすれば職務経歴書の価値を上げられるかが、見えてきます。

そして、今の仕事に対する意欲が湧いてきます。転職活動が、今の仕事にもプラスに作用するわけです。

1年後の妄想的な職務経歴書をあらかじめ書いてしまい、実現に向けて頑張る、という方法も効果的です。

転職サイトに登録する

転職するのが1年後であっても、今から転職サイトに登録しておいて損にはなりません。エン・ジャパンなどの大手に登録して、定期的に送られてくる求人情報をチェックすると、求人動向を大まかに把握することができます。

求人情報を見て、転職する場合のキャリアプランをイメージしつつ、職務経歴書を推敲し、職務経歴書の価値を上げるべく今の仕事に積極的に取り組みます。1年間という期限つきなのですから、なんとか頑張れると思います。

こうして頑張った1年後、「今の会社にとどまる」という結論を出したのであれば、それで良いのです。それは、あなたにとっても、会社にとっても、ハッピーな結論です。

1年後、「会社を辞める」と結論したのなら、もう悩むことはありません。

1年後、まだ決断出来ない場合は、もう1年だけ今の場所で頑張ってみましょう。


新社会人の皆さまへ

今日、新社会人になられた方々も、いわゆる5月病を近々患うかもしれません。そんな時は、本書を読んで、あと1年だけ頑張ってみてはいかがでしょうか。

サラリーマン人生なんて、1年間の頑張りを40回程度繰り返せば終わるのです。ダラダラやってたら、あっという間に終わってしまいます。

だったら、「1年後に結論を出す!」という覚悟で、1年間前向きに戦略的にすごす方が、よほど充実した人生を送ることができると思います。



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