オーストラリアのビクトリア地方で、洪水から逃れようとしたクモにより、町がクモの巣に覆われました。
ギップスランドで撮影された写真や動画には、野原や住宅や木がクモの絹糸に覆われている様子が捉えられています。
シドニー大学の生態学の教授はこの状況について「驚くべきことに、洪水の後によく見られる現象です」と話しています。
「非常に激しい大雨が降って洪水が起こると、地上でひそかに暮らしていた生物たちは命の危機に晒されます。そこで私たち人間と同じように、高い場所へと移動するのです」
一面を覆うクモの巣は、「バルーニング」という現象の結果です。バルーニングには、クモが糸を使って風に乗り空を飛ぶ現象も含まれます。
「何千というクモが同時にバルーニングを行ったため、絹のようなカーペットが低木や野原を覆ったのです」
動画を見ると、シルクが風に吹かれているようで神秘的ですが、近くで撮影された写真には、そのシルクに沢山のクモがいることが分かります。クモも洪水から逃れようと必死に生きているのですね。
今日の英単語:gossamer
gossamerはクモが巣を作るために出す糸を意味します。非常に細く軽い糸であるため、「(クモの糸のように)繊細で薄い生地」という名詞や「繊細で柔らかな」という形容詞にもなります。
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