英語学習者のための「SMARTの法則」



以前の記事「英語学習を続けるための8つの習慣」では、英語学習の最大の難関である、「学習を継続する習慣を身につける」ための方法を、私の実体験をまじえて紹介しました。

しかし、一つ書き忘れている事がありました。それは、「英語学習を続けるには、はっきりした目標を持つことが大切」ということです。

「いつか英語ができるようになりたい。」という目標だけでは、学習を長続きさせるのは難しいです。「○月○日にTOEICを受け、700点を取る」というくらい、明確に目標を定めましょう。明確な目標を定めるための法則に、「SMARTの法則」というものがあります。SMARTとは、以下の頭文字をとったものです。
 
 S specific ・・・具体的である
 M mesurable ・・・計測ができる
 A agreed upon・・・ 同意している
 R realistic ・・・現実的である
 T timely ・・・期日が明確

それでは、このSMARTを一つづつ見てきましょう。

S specific ・・・具体的である

目標は、Specific(具体的である)でなければなりません。「英語ができるようになりたい」という曖昧なものではなく、「TOEIC700」というよに具体的な目標を立てましょう。


M mesurable ・・・計測ができる

目標は、M mesurable(計測ができる)ものでなければなりません。「TOEIC700」という目標であれば、目標達成度合いを計測することができます。例えば、600点しか取れなかった場合は、目標達成率=600÷700= 86%と計測することができます。
数字が出ない目標を立てる場合でも、できるだけ数値化しましょう。例えば、「英語ができるようになりたい」場合は、「音読を繰り返して、英語フレーズを100個口からスラスラ暗唱できるようになる」というように数値化することができます。
暗唱できる英文の数を目標にしてしまうとプレッシャーを感じてしまう人の場合は、「毎日10個の英文を100回ずつ音読する」というように、日々の学習内容を目標化しましょう。


A agreed upon・・・ 同意している

自分で立てた目標に、自分自身が本気で同意することが大切です。TOEIC400 点の人が「来月のTOEICで900点とる」というように、達成不可能な目標を立てた場合、自分自身が心のどこかで「どうせ無理だろう」と思ってしまうものです。自分が自分で立てた目標に同意していないのです。
最初は、ちょっと頑張れば達成できる程度の目標を立てましょう。そして目標を立て、達成することに慣れてきたら、難易度の高い目標を設定するようにしましょう。


R realistic ・・・現実的である

上のA agreed upon( 同意している)にも関連しますが、現実的な目標を設定しましょう。


T timely ・・・期日が明確

目標を達成する期日を明確に定めましょう。「○月○日 のTOEICで700点を取る」、「毎日10個の英文を100回ずつ音読する」というように、期日を定めましょう。


SMARTな目標を定めたら必ずすること

「SMARTの法則」を満たす目標を定めたら、その目標を書き出し、常に持ち歩きましょう。私は、SMARTの法則に従って書いた目標を財布に貼り付けていました。そうすると、財布を開くたびに目標を思い出すことができます。そのうちに、目標が自分の意識の奥深くまで刻み込まれ、いつしか目標を二度と忘れないようになりました。


しっかりした目標を持ち、毎日学習を続ける習慣を獲得すれば、もうしめたものです。毎日学習を頑張れば良いだけの話です。TOEIC700、800、900も時間の問題です。

この、明確な目標を持つことと、毎日継続する習慣を身につける、という二つの武器は、英語学習以外にも効果的です。他のジャンルの学習はもちろん、ダイエットや、キャリアアップなど、幅広く活用することができます。是非お試しください。


お読みいただきありがとうございました。
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