【英語留学格闘記50】MBA卒業、友との会話


☆TOEIC400からTOEIC935英検1級MBAを取得した作者の英語遍歴を公開中☆
~いままでのあらすじ~~~~~~~~~~~~~
社会人3年目に同期がロンドン勤務になったことをキッカケに英語学習を決意するもすぐに飽きて勉強をやめてしまう。
そしてとうとう英語とは関係のない部署へ転勤してしまう。この転勤をきっかけに英語学習を再開した。
血のにじむ努力の結果TOEIC815を獲得。
留学生候補公募になぜか合格し留学生候補として留学受験の勉強を開始。
リスニングに苦しめられながらも、音読とシャドーイングを繰り返し、
何とかTOEFL600(CBT換算250)オーバーをゲット。TOP10MBAに合格する。
そしていよいよMBAプログラムが開始。
充実した2年間はあっという間に過ぎ去り、卒業のとき迎えようとしていた。
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MBAプログラムも卒業式を待つだけとなった数日間は、

友人と飲みに行ったりして過ごしました。


その中で必ず出る話題は、

「卒業した後はどうするのか?」

です。

友人たちが就職する企業には、戦略コンサルティングファームや投資銀行、フォーチュン500に挙げられる超優良企業などの名前が並びます。

一方で、中にはまだ就職先が見つからない人や、とりあえず妥協した就職をする人もいました。

私はといえば、派遣元の企業の東京の本社にもどることになっていました。

アメリカともお別れです。


「本当はもっと長くアメリカにいたいんだけどね。日本に帰らないといけないんだ。」

ユーロ圏から来ていた友人に私がこう言ったとき、彼はこう私に言いました。

「帰りたくないなら、帰らなければいいじゃないか。」

「でも日本の企業から学費を出してもらって留学したんだから、戻って恩返ししないと。。」

「留学後は帰るという契約内容になっているのか?」

「いや、契約とかは結んでないんだけどね。。。」

「じゃあ、日本に帰らないといけないというのは、お前の倫理観(Ethic)から来ているのか」

「うーん。まあそうかなあ。。。」

日本企業から企業派遣生として留学したからには卒業後は企業へ帰って貢献する、というのは当たり前のことです。

でも、自分で当たり前と思っていたことを彼に説明するのは苦労しました。


「自分の倫理に従おうとするのを否定はしないけど、俺がお前だったらアメリカに残るな。アメリカに残る方法を見つけるよ」

「そういう選択肢は考えたことなかったよ。とにかく日本に戻ってベストを尽くすよ。それからまた考える。」

彼は納得していない様子でしたが、私自身の選択を尊重すべき、と考えてくれているようでした。

私は、彼との会話から大事なものを得ていました。

それは、

「自分の人生は自分の責任で自分で決める」

というごく簡単なことです。

でも私が属する企業では、誰も実践できていないことです。


彼は彼で私との会話から、収穫があったようでした。

「そういう社員の倫理観が日本企業のアドバンテージなのかもな。」

それから、感動の卒業式が終わり、家財道具をダンボールに詰め込んで引越作業を終え、私は日本へ帰りました。

友人に話した通り、

「日本に帰ってベストを尽くす!学生気分を払拭してビジネスマンとしてバリバリやってやるぞ!!」

と誓ってアメリカを後にしました。



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