【英語留学格闘記49】MBA教授が語る「最も大切なこと」


本日は【英語留学格闘記】をお送りします。


☆TOEIC400からTOEIC935英検1級MBAを取得した作者の英語遍歴を公開中☆
~いままでのあらすじ~~~~~~~~~~~~~
社会人3年目に同期がロンドン勤務になったことをキッカケに英語学習を決意するもすぐに飽きて勉強をやめてしまう。
そしてとうとう英語とは関係のない部署へ転勤してしまう。この転勤をきっかけに英語学習を再開した。
血のにじむ努力の結果TOEIC815を獲得。
留学生候補公募になぜか合格し留学生候補として留学受験の勉強を開始。
リスニングに苦しめられながらも、音読とシャドーイングを繰り返し、
何とかTOEFL600(CBT換算250)オーバーをゲット。TOP10MBAに合格する。
そしていよいよMBAプログラムが開始された!
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いよいよMBA最後の講義の日がやってきました。

最後のケーススタディの総括を終えた教授は、講義の残り時間を確認して話し始めました。

私は、その最後の講義での教授のメッセージを忘れることができません。

「君たちは、この大学のMBAプログラムで、最新のファイナンス理論や企業戦略のフレームワークを学んだ。」

「しかし、『最新』の理論というのは、すぐに古くなり、使用価値がなくなるものだ。君たちが学んだことは5年後には意味のない知識になっているだろう」

「しかし、君たちがMBAで身につけたもので永遠に価値を失わないものがある」

「それは、勤勉さ(Diligence)だ。」

「君たちは、勤勉さによってこの大学のMBAプログラムへの参加を手にし、勤勉な努力によって今卒業しようとしている」

「この勤勉を忘れてはならない。」

「時代がどのように変わり、必要とされる能力がどのように変わろうとも、勤勉の重要性だけは普遍だ。」

「勤勉であり続けなさい。そうすればキャリアも経済的豊かさも幸せも全てついてくるから。」


その言葉を聴いたとき、私はこれまでのことを思い出していました。


英語を勉強しようと決意しては、挫折を繰り返していた地方支社勤務時代。

友人のロンドン転勤に対する嫉妬をきっかけに、英語学習を本格的に始めた本社時代。

気合と根性と自ら編み出した英語学習メソッドでTOEICのスコアを400台から800台まで一気に上げた「奇跡の半年間」。

度胸とハッタリで社長面接にのぞみ、ゲットした企業派遣留学生候補。

必死に勉強しても点数が上がらずに苦しんだTOEFL。

やっと手にしたMBA合格。

MBA時代の忙しくつらくも楽しい日々。


会社の同期が遊びながらサラリーマン生活をエンジョイしているときに、私はひたすら仕事+勉強を繰り返していました。

人が寝たり遊んでいるときに、私は英単語の暗記やリスニングの練習を黙々とやっていました。

自分でも「なんで俺はこんなにムキになって勉強してるんだろう」と思うことがありました。

「こんなに必死に勉強しなくても、同じようなサラリーマン人生を送るのなら、楽しんだ方がいいんじゃないかなあ・・・」と思うこともありました。

今、教授の最後の授業のメッセージを聞きながら、自分は正しかったんだと感じることができました。

「大した学歴もないのに、必死に背伸びした努力を勤勉に続けてきたからこそ、今この教授のメッセージを聞く場所まで来ることができたんだ・・・」

「自分は間違ってなかった。」

「これからも勤勉に努力を続けよう。」

素直にそう考えることができました。



日本では時々、「MBAは実際のビジネスでは何の役にも立たない」という論調が盛んになる時期が定期的にやってきます。

私もその意見に反対はしません。

現時点では私がMBAで学んだファイナンス理論や企業戦略のフレームワークも、そのうち陳腐化し、意味のない知識になることでしょう。

だからといって、「MBAで勉強したって意味がない」とは思いません。

MBAで学んだ重要なことは、「MBAを修了した後も常に新しいことを学び続ける」という姿勢だと考えています。


最後の授業が終わり、卒業式までは間がありました。

そのような時期を私は友人と最後の時間を共有することに使いました。

その時の友人との会話も私にとっては忘れられないものでした。

また、私の人生を大きく変えるものでした。

それはまた次回に紹介したいと思います。


お読みいただきありがとうございました。
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