「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン」を何度も読み返しています



プレゼンテーションのコツについて書かれた本は数多くありますが、この「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン」はズバ抜けています。

この本を読んで変わるのは、あなたのプレゼンテーションだけではありません。あなたの人生が変わります。この本を読んでも人生に対する考え方や行動が変わらなかった、という人はいないでしょう。

効果的なプレゼンのヒントも多く掲載されています。70文字のヘッドライン。ユーザー視点。シンプル。パワポを開く前に、紙と鉛筆でストーリーを作る。箇条書きスライドをやめる。スライド内の文字数を徹底的に削る。効果的な数字の使い方。意地悪な質問に対する準備の仕方など。

これらのプレゼンのヒントだけでも類書を凌駕していますが、この本の真の価値は、スティーブ・ジョブスの自社製品に対するすさまじい情熱が、見事に描かれている所です。

スティーブ・ジョブスがプレゼンを用意する際の執念深さ、徹底的に繰り返される練習は、プレゼンの領域をはるかに超えています。超一流の劇団が初演の準備をしているかのようです。

なぜそこまでしてプレゼンを作り上げるのか?それは、スティーブ・ジョブスが、iPhoneやiPadなど、製品の完成度を高めるとき一切妥協することなく、そうして出来上がった製品を心底愛しているからです。

情熱を持って作った製品だからこそ、情熱をもって製品をプレゼンテーションすることができるのです。

そのためには、「金のために仕事を選んではいけない」とスティーブ・ジョブスは語ります。人を喜ばせる物を作るために仕事をし、心底面白いと思えるものを仕事にしないといけません。

「情熱を持って自社製品を語れないのなら、会社を変えるべきだ」とまで言い切ります。

プレゼンのために会社を変える、というのは本末転倒に聞こえるかもしれません。しかし、製品ありきでプレゼンするほうが本末転倒なのです。良いプレゼンができる製品を作ることが第一条件です。

就職や転職を考えている人は、待遇の良し悪しでなく、「この会社の製品やサービスを、情熱を持ってプレゼンすることができるか」という視点から会社を見てはいかがでしょうか。

会社の待遇はずっと保証されているわけでありません。製品を心底好きな会社を選べば、あなたの業績や待遇は後からついてくるはずです。

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