※当記事は2010年5月21日に作成したものです。
日本経済や世界経済は、私たちの生活に大きな影響を与えます。例えば、アメリカで住宅バブルがはじけると、日本の私たちの給与が減り、新卒者の内定率が激減する、というように。
にもかかわらず、経済に関する知識をちゃんともっていると自信を持って言える人は、そう多くないのではないでしょうか。
例えば、景気が悪いときに、政府が財政支出を増やしたり、日銀が政策金利を下げるのは何故なのか?
中央銀行がバブル経済を発生させている、という意見があるが、その根拠は?
80年代の日本のバブル経済は何故起きたのか?そしてなぜ崩壊したのか?
ポンド危機とは何か?アジア通貨危機とはなにか?ロシア危機とは?中南米危機とは?そしてこれらの経済危機の共通点は何か?
現在のギリシャ危機がこれまでの経済危機と違い解決が困難なのはなぜか?
などなどは、おおまかには知っておいた方が良い知識です。
しかし、経済(経済学である必要はない)の基礎を分かりやすく説明した本というのは非常に少ないです。
そこで推薦したいのが次の2冊です。
カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 日本経済編
カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 世界経済編
予備校教師の細野氏は、数学の参考書を執筆されています。そのノウハウを生かして経済を解説した本です。
誰でも理解できる簡単なレベルの解説から始まり、イラストを使った分かりやすい解説を読んでいくうちに、さきほど並べた質問にスラスラ答えることができるくらいの経済知識が身につきます。
両方ともやや古い本なので、最新の経済イベントは解説に含まれていません。にもかかわらず、この2冊が経済解説本としては断トツに優れています。
今年社会人になった方には、日本経済新聞を購読したものの訳が分からず途方に暮れている人もいるのではないでしょうか。
この2冊を読めば、経済新聞を読んだり、経済ニュースを見るのが楽しくなるはずです。
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