【続報】「世界が終わると信じて地下で暮らす人々」の捜査が進む transfix




オランダで、「世界の終わりが来るのを待ちながら地下で暮らす人々」が発見されたという記事を紹介しましたが、その続報です。

過去記事1:【驚愕】世界が終わると信じて農家の地下に暮らす人たち withdrawn life

過去記事2:農場の地下で暮らしていた家族の信仰 indoctrinate

その中の一人である25歳の青年は、街に数回出没していたことがわかりました。また、ソーシャルメディアのアカウントも持っていました。

この異常な集団の存在は、青年の証言によって明らかになりました。アムステルダムの北東約130キロにある農場に警官が到着すると、「家の中の小さな鍵のかかるスペース」で6人を発見しました。

「彼らが自主的にこの場所に滞在していたのかは不明です」と警察は述べています。この人々は2010年からこの場所にいたと見られています。

この「家族」はだれも住民登録されていませんでした。彼らは、父親と6人の子供の家族であると主張しています。

25歳の青年の身元は明らかになっていませんが、インスタグラムのアカウントを持っており、7月から12件投稿していました。

9月に投稿された写真では、農場に建設した建物の内部が写っており、「私が作りました」とコメントしています。

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Jan Zon van Dorstenさん(@jan.zon.dorsten)がシェアした投稿 -


他には、この青年が訪れたバーの写真がありました。青年はこのバーで警察に保護されました。

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警察に発見されるまでに、青年は少なくとも3回農場をでて街をおとずれ、一人の市民と接触しています。

この市民は「雨がひどかったので青年をバーに招き入れて、ビールを奢りました。彼は混乱している様子でしたが、そのときは異常な点は見当たりませんでした」と語っています。

3回目に街に来た際には、青年は自分でビールを5杯注文したそうです。80年代のような服を着て、髪はボサボサで、長いあごひげを生やしていました。「家から逃げて来て、もう帰れない」とバーのオーナーに語ったそうです。

「なぜ9年間も外の世界に出なかったのか?カルト信者か?」と尋ねると、「イエス」と答えた物のそれ以上話そうとはしなかったとのことです。

この「家族」は本当の家族ではないと見られています。18歳から25歳の子供たちの母親は数年前に亡くなり、埋められた模様です。

彼らを農場に拘束していた58歳の男は、現在警察に拘束され、取り調べを受けています。

男に農場を貸していた貸主によると、58歳の男に異常な所はなく、家賃も期限内にきちんと払っていたそうです。

しかし、近隣住民によると、この男の外見は奇妙で、農場には防犯カメラが張り巡らされていたそうです。

「あの男が外出している時も、農場からは物音が聞こえていました。男以外に誰かが住んでいるに違いないが、それが誰かは分からなかった」と近隣住民は語っています。

警察は引き続き大規模チームを結成して捜査にあたっています。



街に数回出没したり、SNSのアカウントを持っていたりしたということは、この青年はある程度行動の自由を許されていて、外の世界が絶滅していないことを知っていたということになります。ほかの「家族」はどのような状態にあったのかなど、謎は深まるばかりです。警察による捜査の進展が注目されます。

今日の英単語:transfix

青年は店の照明を見て「立ちすくんで」いましたが、「立ちすくむ」は英語で”transfix”といいます。trance(催眠状態)とfix(固定する)の組み合わせとイメージすると覚えやすいですね。

ソース:https://www.foxnews.com/world/ruinerwold-farm-secret-cellar-dutch-man-social-media-end-of-world-escape
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