「多聴」をやるべき人・やってはいけない人



適切な教材を使って音読とシャドーイングを徹底的に行なうことで、TOEIC800くらいまでは達成できます。

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しかし、TOEIC900以上、英検1級、さらに英語資格試験の領域を超えた英語力を身につけるためには、英語のシャワーを浴び続けることが必要です。

その方法としては、「多読」「多聴」があります。ここでは、「多聴」について紹介します。

「多聴」とは?リスニングとの違い

「多聴」とは、英語のドラマやニュースなど、さまざまな英語を聞きまくることです。

「リスニング」は、同じ英語素材を繰り返し聴いて、聞き取る力を高めて行く勉強法です。

一方、「多聴」は、同じ英語を繰り返し聴くのではありません。英語ニュースなどをつけっぱなしにして、一回だけ聞き流す勉強法です。

「多聴」をやるべき人・やってはいけない人


音読とシャドーイングは、英語初心者から上級者まで、英語を学ぶ全ての人におすすめできる方法です。

しかし、「多聴」については、全ての人におすすめするわけではありません。

結論からいうと、「多聴」は中上級者の方々のみが行なうべきだと考えます。

TOEICスコアでいうと、トータル800点以上、またはリスニングセクションで400以上を取ることのできる人が行なうべきす。


TOEIC800点未満の人は、多聴はしばらく後回しにして。

同じ教材を教材のリスニング、シャドーイング、音読を徹底的に行なうべきです。

その理由は、リスニング力が不十分な時点で多聴で大量の英語を聞き流したとしても、聞き取れる比率が低く、スピーカーの言っている内容がつかめず、有意義なインプットができないからです。

例えば、リスニング力が不十分な人が、AFNを朝から晩までつけっぱなしにして聞き流したとしても、聞き取れるものは"President Bush", "White House"などごく簡単な英単語の断片だけでは、リスニング練習としての効果はありません。

このようなレベルの人は、英語を聞くとともに、日本語の意味も確認しながら、理解を伴った有意義なインプットを行なう方が、効果的にリスニング力を向上させることができます。

英語初学者の人は、英語の聞き流しでなく、「繰り返しリスニング」をしてください。

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