「1440分の使い方 ー成功者たちの時間管理15の秘訣」のノート術がアツい!


「1440分の使い方 ー成功者たちの時間管理15の秘訣」に関する過去記事では、TODOリストを取り上げました。


本書はさまざまな15の秘訣が紹介されているのが魅力ですが、ノート術の章も充実しています。

ノートマニア必見です。

さて、本書のノートの章では、いくつか著名人の、ノートにまつわる言葉が引用されています。以下はその一部。

「くだらないことのように聞こえるかもしれないが、常にズボンの後ろポケットに小さなノートを入れておくこと。これが最も重要だろう。私が旅行のときに持っていくものの筆頭は、そのノートだと思う。(中略)そうした数枚の紙切れなくして、ヴァージン・グループを現在の規模にまで発展させることは、決してできなかっただろう」
ヴァージン・グループを創業した著名起業家、サー・リチャード・ブロンソン

「常にノートを持ち歩き、何でも書き留めなさい。アイデアを思いついたら、それを書き留める。新しい人と出会ったら、その人について得た情報を全て書き留める。(中略)何か面白いことを聞いたら、それを書き留める。書き留めればその記述に基づいて行動することになり、書き留めなければ忘れる。これこそ、ビジネススクールでは教えない100万ドルの教訓だ!」
ギリシャの海運王アリストテレス・オナシス
本書では、パソコンでなく手書きのノートを推奨しています。

その根拠の1つとしてプリンストン大学の実験が紹介されています。

この実験では、TEDのスピーチを見せてノートを取らせ、30分後にそれに関するテストを実施しました。

その結果、パソコンでノートをとったグループよりも、手書きでノートをとったグループの方が点数が高かったそうです。

パソコンでノートをとると、言葉を機械的にロボットのように記録するだけで、頭脳労働とは言えない一方、手書きだと、傾聴し、認知的な処理を行い、最後にそれを想起して記録するという、一連の頭脳労働が行われます。

これが、手書きノートのほうが、キーボードよりも、頭脳への刺激という意味で効果が大きい理由です。

本書の著者は、手書きノートに何でも書き留めることを自ら実践し、それを読者にも推奨しています。

「忘れたくないことは何もかも書き留めよう。クリエイティブなひらめき、書きたい本の新しいアイデア、設立したい会社、発明したい製品、新しいマーケティング戦略、家族へのプレゼント、将来の休暇の行き先、お勧めのレストラン、おいしいワイン、子供につけたい名前など、何でもありだ。すべてを書き留めておけば、何かを忘れて困ったりイライラしたりすることは二度とない。
すばらしい助言や、インスピレーションをかき立てる言葉に出会ったときは、それが聞いたものであれ、読んだものであれ、ノートの後ろのほうに書き留める。そのために後部のページを空けておくと、そうした金言を一か所にまとめておけるし、あとで振り返りやすい。
電話や会議の始めに日時と相手の名前を書く。そしてフォローアップすべきことや、交わした約束などはもちろん、電話や会議の中のことはどんなことでも書き留める。
初対面の人たちとの会合では、名前を覚えやすくするために、テーブルの図を書き、それぞれの人の座っている位置に名前を書く。議事録はとるべきだが、すべての会話を記録しようとしないように。(中略)重要な目標や行動、次のステップ
書くようにする。要約するのだ。

著者は一冊のノートをすべての用途に使っているようです。佐藤優氏の100枚ノートと使い方が似ています。

私は、「ロイヒトトゥルム ノート A5」1冊を使っています。250ページあり、ページ番号が最初から印刷されているなど、モレスキンよりもスペックが高いノートです。

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