冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界バイク紀行


久しぶりに読み返してみて、やっぱり面白かった本がありますので紹介します。

冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界バイク紀行はおすすめの本です。投資と海外旅行や世界の動向の、どれかについて興味がある人にお勧めです。投資と世界動向の両方に興味がある人にはたまらない一冊です。

ジム・ロジャーズ氏は、1973年にジョージ・ソロス氏とクオンタム・ファンドという、今で言うヘッジファンドを立ち上げ、3000%ものリターンを稼いだ後、30代で引退した偉大な投資家の一人です。1990年代から商品相場の上昇を予測し、2008年までの商品価格の上昇で大きな収益を上げたことでも有名です。

ジム・ロジャーズ氏は、現在は中国経済に対し強気な見方を持っており、家族とともにシンガポールに在住しています(中国にすまないのは大気汚染がひどいからとの事)。

引退後、バイクでの世界一周、ベンツでの世界一周と2回の世界一周を成功させ、それぞれの体験と紀行中の思索の跡を著したのが「冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界バイク紀行」と「冒険投資家ジム・ロジャーズ世界大発見」です。

世界一周用に改造されたBMW製のバイクに跨り、全大陸を走破してアメリカに帰るまでの冒険は読んでいてワクワクします。

また、世界の政治、歴史、経済に精通するジム・ロジャーズ氏が、実際に自分の目で世界を見たうえで語る内容の洞察の深さには驚かされます。

新聞、テレビやインターネットだけでは、世界のごく一部しか知ることができないということを実感させられます。

冒険の内容を紹介するのはネタバレになりますので自粛しておいて、一つの目的に集中することの大事さについて語ったジム・ロジャーズ氏の言葉を紹介します。

金持ちになりたいか、1000人に尋ねたら、詩人と坊主を一人ずつ除けば、みんななりたいと答えるだろう。金持ちになるために何が必要かを説明すれば、そのうちおそらく6割は「私にはできる」と言う。しかしいざ、彼らが人生における他の事すべてを犠牲にしなければならないとなって、ほとんど全ての人が脱落するだろう。私たちのほとんどは、目標を成就するために他のすべてのことを諦めて、5年、10年、20年とただひとつの目的に向かって集中するという訓練がなされていない。しかしこのことこそが、オリンピックの金メダリスト、国際的な外科医、キエフのバレリーナになるために必要な条件なのである。

(中略)

もしあなたがそれら(目標以外の娯楽・快楽)を優先するならば、一マイルを3分半で走ることも、1000万ドルをまず儲けることも、偉大な米国の小説を書くことも、たぶんできないだろう。そのような目標の達成のためには己のすべてを注ぎ込む覚悟が必要なのだ。

(中略)

陳腐に聞こえるかもしれないが、私はウォール街で働いていた当時、仕事がすべてだった。


この「一つのことに集中する」ことが大切だということは、私も賛成です。私も知らず知らずのうちに同じテーマに関する記事を何度も書いています。ご参照いただけますと幸いです。



関連記事:



お読みいただきありがとうございました!
よろしければランキング応援クリックをお願いします。
↓↓

学問・科学ランキング

にほんブログ村 英語ブログ 英語学習情報へ
にほんブログ村

↓↓ツイッターをフォローいただくと、ブログ更新情報を受け取れて便利です。


コメント