交通を止めて飼い主を助けた犬 fill in the blanks

今日は英語ニュースで単語力UPをお送りします。

今回のニュースはこちらです。

カナダのオンタリオ州に住む犬は、発作に苦しむ飼い主を助けるために、走って来た車を停めました。

オタワに住む女性は、生後1歳半の犬「クローバー」と散歩中に、発作を起こして倒れてしまいました。

その時のことを「覚えているのは救急車の中で目を覚ましたことです。何が起こったのかと混乱しました」と語っています。

近隣住宅の防犯カメラが一部始終を捉えており、この物語の空白を埋めました。クローバーは女性に近寄って状態を確認した後道路に飛び出し、走って来たトラックを停めたのです。

トラックの運転手は「非常に印象的でした。実際に犬に行く手を塞がれたのです。犬は私の車を停めるために道路に戻って来ました」と話しています。

通りかかった別の車の運転手も、手助けをするために停車しました。すると、クローバーは自宅に向かって走りました。

「私たちが女性の傍にいても、クローバーは本当は女性の元を離れたくなかったと思います。でも、クローバーは『家に帰って飼い主に助けが必要なことを知らせなけらばならない』という思いで走ったのではないでしょうか」

吠え声を聞いた近隣住民が、女性宅のドアまでクローバーに付き添いました。そして、クローバーは女性の両親を現場まで連れて行きました。

今回の件で、女性は深刻なダメージを負った訳ではありませんが、医師は発作の原因を特定出来ていません。

女性は「もしまた発作が起こっても、クローバーがいてくれるから10倍安心です。素晴らしい犬です。死ぬほど愛しています」と述べており、発作以来、近隣住民から寄せられるサポートに大変感謝しているそうです。

「どれほど感謝しているか言い表せません。皆様に、そして全てのことに感謝します」

女性の両親によると、クローバーはご褒美に大きな美味しいステーキを与えられたということです。


非常に賢い犬ですね。飼い主がクローバーを愛しているように、クローバーも飼い主を深く愛しているのでしょう。強い絆と信頼関係を感じます。通りかかった2人の運転手や、近所の方々も親切で良かったです。クローバーが守ってくれるとは言え、発作の原因がきちんと分かって、もっと安心出来るといいですね。これからもクローバーと幸せに生きて行ってほしいと思います。

今日の英単語:fill in the blanks
ソース中に"A neighbor's security camera filled in the blanks in the story”とあります。fill in the blanksは書類などの「空欄を埋める」という意味で、今回は、近所の防犯カメラが「この物語の空白を埋めた」ということです。また、場合によっては「後は自分で考えてみて」「言わなくても分かるよね」と言った意味にもなります。


お読みいただきありがとうございました。
素晴らしい英語ブログがたくさんあります。こちらもどうぞ。

にほんブログ村 英語ブログ 英語学習情報へ
にほんブログ村

↓↓ツイッターをフォローいただくと、ブログ更新情報を受け取れて便利です。


コメント