歴史に共通する貧者の特徴は、国に税金を払い、金貸しに金利を払っている点です。
現代の日本で、国と金貸しに金を貢ぐ方法はつぎの通りです。
1.夫婦で会社勤めして二人とも厚生年金保険料を払う
会社勤めをしていると厚生年金保険料の取立てから逃れることはできません。
「払った金額のほうが受け取る年金額より多くなる」という問題は、実は厚生年金だけの話で、自営業者などが加入する国民年金は好利率が維持されています。
なぜそんなことが可能かというと、厚生年金保険料の一部は国民年金に補充されているからです。任意加入である自営業者の国民年金の魅力を維持するために、強制加入である厚生年金のお金が使われているのです。
また、専業主婦は国民年金保険料を払わずに年金を受け取ることができます。利回りは無限大です。その資金は事実上、厚生年金から補充されています。
2.酒(特にビール)を飲む(酒税)
お酒の値段には酒税が含まれています。アルコール度数に応じて税率は決められていますが、ビールはアルコール度数が低いのに税率は焼酎より高いのです。ビール500mlでは110円が税金です。ビールは、満足を得るためにたくさん飲みがちなので、その分税金をたくさん払うことになります。
3.煙草を吸う(たばこ税)
たばこの値段の6割以上は税金です。たばこを吸う人は行政にとって大のお得意様といえます。
4.ローンで家・車を買う(金利)
金利は、お金を稼ぐ前に消費をして快楽を得るための手数料です。しかもその手数料額は買い物の額が大きくなり、返す期間が長くなるほど莫大になります。
金利は受け取るべきものであって、支払うべきものではありません。
詳しくは過去記事「持ち家vs賃貸 買ってはいけない7つの理由」をご参照ください。
5.ギャンブルにはまる
ギャンブルは、愚か者から税金を徴収する最良の方法です。馬券や宝くじを全て買占めると、胴元に取り分を引かれた額が帰ってくるだけです。必ず損をします。自分だけは儲かると信じる根拠はどこにもありません。
「1.夫婦で会社勤めして二人とも厚生年金保険料を払う」という問題を解決するには、自営業者か専業主婦になるしかないので、あきらめざるを得ない人も多いでしょう。
しかし、2から5については、自分の意思でライフスタイルを変えることで、税や金利を避けられます。
酒を飲むな、たばこを吸うな、金を借りるな、ギャンブルするな、とは言いませんが、その対価として支払っているお金には税金や金利がたくさん含まれていることを認識すべきです。
税金に対する意識を持てば、選挙に対する意識も高まります。税金がどのように使われているか目を光らせ、もっとも納得がいく政策をうたっている政党や候補者に投票しましょう。
お読みいただきありがとうございました。
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