いまさらながら、「バクマン。」1~20巻を大人買いして一気に読んでしまいました。
漫画家志望の14歳の中学生、真城最高と高木秋人が、ライバルの漫画家の卵たちと切磋琢磨しながら週刊少年ジャンプでの連載とアニメ化を目指す、という内容です。
この漫画を読むと、主役の二人の行動が<目標を達成するために大切な要素>を満たしている事が分かります。
「バクマン。」の目標達成法則
1.目標が明確。SMARTの法則にかなっている
二人は14歳で漫画家になると決意した時、「週刊少年ジャンプに連載し18歳までにアニメ化」という目標を立てます(真城はアニメ化が実現したら「恋人と結婚」という目標も立てます)。これは、目標設定の鉄則である<SMARTの法則>を満たしています。
<SMARTの法則>とは:
S specific ・・・具体的である
M mesurable ・・・計測ができる
A agreed upon・・・ 同意している
R realistic ・・・現実的である
T timely ・・・期日が明確
ということです。
S:「週刊少年ジャンプへの連載」と「アニメ化」と具体的な目標です。
M:「18歳までに連載とアニメ化」と、結果の計測が可能です。
A:主役の二人はこの目標に同意どころか、絶対達成すると決意しています。
R:漫画がヒットするかは運も左右しますが、意欲的かつ現実的な目標といえます。
T:「18歳までに」と期日は明確です。
2.目標とする人物がいる
真城最高には、週刊少年ジャンプに連載しアニメ化した叔父さんがいます。この叔父さんは、その後人気が陰った後の無理がたたり、過労で亡くなります。二人はこの叔父さんの仕事場をもらい、漫画を描き続けます。二人は真城最高の叔父という目標を常に意識せざるをえない環境にいます。
3.目標達成のために毎日努力している
二人は毎日、絵の練習、ネーム(下書き)描き、他の漫画や本、映画の研究、漫画描きにあけくれます。漫画を描いていない時も、頭から漫画が離れることはありません。
4.仲間と努力している
真城最高と高木秋人は、二人でチームを組んで漫画家を目指します。一人がスランプに陥ったり私生活に悩みを抱えたりして、漫画に対するモチベーションが落ちた時には、もう一人がサポートしてお互いのモチベーションを維持します。
また、「明日までに相手に下書きを持っていかないといけない、そうしないと約束を破ることになる」という状況に自分を追い込むことで、<最後のもうひと頑張り>をします。これは独りでやっているときにはできないことです。
5.ライバルと競い合っている
同年代で既に週刊少年ジャンプに連載をしている新妻エイジというライバルがいます。ライバルに対する競争心や嫉妬心をバネにして、二人はモチベーションを維持し、高めます。
漫画家は、競争の激しい世界です。ここまでやっても成功する人はほんの一握りです。それに比べれば、TOEICで700点をとったりMBA留学したり、社会人として役立てる人材になることは、毎年何万人もが達成していることです。「バクマン。」の二人に負けない努力を続ければ、あなたの目標は必ず達成できることでしょう。
モチベーションブースターとして「バクマン。」はオススメです。
関連記事:英語学習者のための「SMARTの法則」
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