年末年始はドラッカー本祭り

年末年始の休暇はまとまった量の本を読むチャンスです。
私は、ドラッカーをまとめ読みしようと計画しています。

ドラッカー全集をすべて買い揃えると結構なボリュームですが、iPadのKidleアプリを使えば全冊まとめて持ち歩くことができます。すごい時代になったものです。

ドラッカーといえば、一般には企業・組織マネジメントに関する本が注目されますが、そのほかにも社会予測の本、個人の自己啓発関連の本、自叙伝を執筆しています。

ドラッカーを初めて読む人には、自己啓発系と自叙伝を先に読むことをおすすめします。読みやすいですし、なぜドラッカーが組織マネジメントの書籍執筆に長年取り組んできたかがわかるからです。

以下、私が読む予定のドラッカー本を、帯の紹介文と併せて紹介します。


自己啓発系

ドラッカー唯一の「仕事術」的著作。成果をあげるためにいかなる行動をとるべきか。己の強みを知り、時間を知り、なすべきこととなさざるべきことを知る。経営者のみならず、すべての知識労働者必読。


自叙伝

フロイトやシュンペーターと親交を深めた世紀末ウィーン。世界が一変した第一次大戦。ファシズムの台頭でヒトラーに追放され、ロンドンでのエコノミスト生活を送る。そして米国へ。いつの時代にも多様性を愛し、時代と人を客観的に見つめてきた。ドラッカー自身が激動の半生を振り返る、唯一の自伝。


社会予測系

ドラッカーの処女作。ファシズム全体主義はなぜ生まれたか。経済のために生き、経済のために死ぬという経済至上主義からの脱却を説く本書は、時の大英帝国宰相ウィンストン・チャーチルの激賞を得た。


前著作『「経済人」の終わり』のあとを受け、ファシズム敗退後の戦後平和経済の建設のあり方を明らかにしたドラッカー2作目の野心作。来るべき産業社会が、19世紀や20世紀初頭の社会とはその構造、課題、価値観、機会において異なることを予見した。

情報化の進展、グローバル経済の出現、知識社会の到来、多元化、そして政府の無力化。本書で予期された変化は、確かに訪れた。1980年代にイギリスのマーガレット・サッチャー政権が推し進めた民営化政策はこの著書が大きな動機を与えたといわれる。

知識社会への転換期にある社会・政治・経済の変化の様相とその意味を明らかにする。1993年初版刊行でありながら、ドラッカーが本書で指摘したことは、まさに今この日本で起きていることにほかならない。


企業・組織マネジメント系

第二次大戦の末期、GMの経営を内部から調べ、企業経営成功の秘密を探った。その分析をもとに、企業とは何か、組織とはどうあるべきか、という根源的な問題に焦点を当てた。当のGM関係者からは、反GM、反企業の「禁書」扱いとなったが、本書を契機として、「マネジメント」は学問領域として認められていった。

経営を学び身につけるために必ず読まなければならないとされる経営学の最高の古典であり、経営の原点、経営の常識。

組織に働く人たちが、イノベーションを実践するための、方針と意思決定、機会とリスク、組織と戦略、人の配置と報酬に関して、社会と企業の歴史的考察に基づいて体系化した、ドラッカーの代表作。

事業戦略が「発明」された歴史的著作。「今日の事業の成果」「潜在的な機会の発見」「明日のための新たな事業の開拓」を解く。さらには、「社会的存在としての企業とは何か」「プロフィットは外にある」等、経営の本質を説き、『経営者の条件』と並び、経営実践の書として経営者に長らく支持されてきたバイブル。

非営利団体 (NPO) の台頭を予見。アメリカ社会の中枢を担っているのは非営利組織である。非営利組織にこそマネジメントの本質があり、それは日本のすべての組織に示唆を与える

「ドラッカー名著集」完結編。1974年、ドラッカーは本書において、独自の経営論を体系化し、ドラッカー経営学というべき大著に仕上げた。


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