【Zenhabits】生産性を上げる10の方法:その6



この記事はZenhabitsの記事「Top 10 Productivity Hacks - #6」の和訳です。

Zenhabitsの著者Leo氏がblogs内コンテンツの著作権を開放されていることにあやかって、全文を転載の上和訳を併記して公開しています。

Zenhabitsで公開されている素晴らしいアイデアを日本語を母国語とする方々に分かりやすい形で共有したい、というのが和訳の目的です。是非Zenhabitsオリジナルブログをご訪問ください。

Productivity Hack #6: Get to work early, and leave early. Work fewer hours.

生産性を上げる方法その6:朝早く仕事を始めて、早く会社を出る。労働時間を短くする

This is one of my favorite tips. My best days come when I get into work early, and begin my work day in the quiet morning hours, before the phones start ringing and the din of the office begins it crescendo to chaos. It is so peaceful, and I can work without interruption or losing focus. I often find that I get my MITs done before anyone comes in, and then the rest of the day is dealing with whatever comes up (or even better: getting ahead for the next day).

これは私の最も気に入っている方法の一つです。電話が鳴り始め、オフィスがやかましくなる前に静かな朝の時間帯に仕事を始めることができると、その日は私にとって最高の一日になります。平和な環境で何かに仕事を中断されたり集中を妨げられたりすることなく仕事をすることができるのです。オフィスに他の人が来る時間になる前に、自分のMIT(Most Important Task:最も重要な仕事)を終わらせてしまうこともしばしばあります。そんな日の残りの時間は、その日に舞い込んできた仕事や、明日する予定だった仕事をすることができます。

Added bonus: you skip rush-hour traffic.
ラッシュアワーを避けて通勤できるのもメリットです。

But just as productive is the second part of the tip: leave early and work fewer hours. I don’t mean to shift your 8-hour day to 7 a.m.-4 p.m. … that by itself would work well, but I’m recommending you take it even further: work only six or seven hours.

「早く会社を出る。労働時間を短くする」というのは生産性向上に関することです。あなたの労働時間を「9時~5時」から「8時~4時」にシフトさせるというのは(それも効果的だとは思いますが)、私の本当の目的ではありません。私は労働時間のシフトだけでなく、もう一歩進めて、労働時間を6、7時間に縮めることをお勧めしたいと思います。

I know: you may not be able to take this option, depending on your job. But you might be surprised. Many bosses are not worried so much about the number of hours you work, but the amount that you produce. So think out a plan, write up a proposal, and talk to your boss. The worst that can happen is he/she will say no. If you work for yourself, you have no excuse.

当然、これはあなたの上司がOKするかにかかっていますので、不可能なことかもしれません。しかし、あなたは驚くかもしれませんが、上司の多くはあなたの労働時間の長さを気にしているわけではないのです。あなたが生産する物の量をを気にしているのです。そこで、計画を立て、提案書を書き、上司に話してみましょう。最悪のケースは上司からノーといわれることだけです。もしあなたが自営業で上司がいないのであれば、自分で責任をとるだけです。

Why does this hack work? If you commit to working only six hours today, and leaving by 3 p.m., you have a much tighter deadline. You have no time to waste surfing the net or playing solitaire or talking to your coworkers or sitting in long meetings. You must crank out the work, and get everything done, so you can get out of the office on time. On the days when I leave early, and know that I have to get out of the office early, I am focused. I’m a productivity machine.

なぜ、この方法が有効なのでしょうか。もしあなたが今日6時間だけ働いて午後3時に会社を出る、と決めた場合、あなたはいつもよりずっとタイトなスケジュールをこなすことになります。あなたにはウェブサイトを見てまわったり、ソリティアで遊んだり、同僚とおしゃべりしたり、長いミーティングに参加したりする時間はありません。決めた時間にオフィスを出るために、仕事をどんどんこなし、終わらせていかなければなりません。会社を早く出なければならないと決めた日は、すごく集中して仕事をするものです。まるで生産マシーンのように。

Motivation tip for this hack: set a daily appointment, so that you’ll be sure to get out of the office on time. This could be a workout appointment with a workout buddy, or the need to pick up your kids, or something you need to do with your significant other. Whatever it is, be sure that you will not miss it, and get out of the office in time to be there.

この方法をやる気になる方法:アポイントを入れてしまって、その時間にオフィスをでなければならない状況を作りましょう。運動仲間とのトレーニングの約束や、子供のお迎え、その他何か大切な人との約束を入れてしまうのです。すっぽかしたりできないもので、オフィスを出ないといけないものであれば、どんな約束でもかまいません。

It’s paradoxical, but if you work fewer hours, and know that your time is limited, you will be more focused. Then you have more hours to yourself! Everyone wins.

逆説的ですが、少ない時間だけ働くと、時間がいかに限られたものかが分かり、より集中して働くようになります。そして自分自身のために使える時間が増えるのです。


(訳者コメント)
Leo氏は、朝4時半に起きて、今日の重要タスクを設定し、家族の昼食を作り、朝食を食べ、エクササイズや瞑想をして、シャワーを浴び、朝6時半に家族を起こすというのを日課にしているそうです。とても凡人にはまねできそうにありませんが、朝早く起きるとこれだけ多くのことができるのかと驚かされます。

「朝早く始める」というのは、とても有効な方法です。私も始業の1時間以上前に会社に来て、重要だが緊急でない仕事や、仕事とは直接関係の無い自分の勉強をする時間にあてています。

朝早い時間の喫茶店では、資格の勉強をしているサラリーマンをたくさん見かけます。この、早朝の小さな積み重ねが、後に大きな成果を生み出します。

「今日仕事が終わってから夕方とりかかろう」と決めても、大抵の場合はとりかかることができずに一日が終わってしまうものです。

大事な事は朝一番にやってしまいましょう!



「早くオフィスを出る」というのは、日本の職場環境では実行が難しいアイデアかもしれないです。

幸運なことに私の上司は、休暇取得+早帰り推奨派ですが、私自身に日本企業にいたころのマインドセットが残っていて、5時前に帰るのは気が引けてしまいます。

でも早帰りするかわりに、今日の仕事が早く終わらせて、さらにプラスアルファの仕事をするのは、とても効果的です。

圧倒的なアウトプットの実績を作って、いつか堂々と早帰りできるような境地に達したいと思います。


お読みいただきありがとうございました。
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