【英語留学格闘記45】講義中は喋りまくれ!


本日は【英語留学格闘記】をお送りします。


☆TOEIC400からTOEIC935英検1級MBAを取得した作者の英語遍歴を公開中☆
~いままでのあらすじ~~~~~~~~~~~~~
社会人3年目に同期がロンドン勤務になったことをキッカケに英語学習を決意するもすぐに飽きて勉強をやめてしまう。
そしてとうとう英語とは関係のない部署へ転勤してしまう。この転勤をきっかけに英語学習を再開した。
血のにじむ努力の結果TOEIC815を獲得。
留学生候補公募になぜか合格し留学生候補として留学受験の勉強を開始。
リスニングに苦しめられながらも、音読とシャドーイングを繰り返し、
何とかTOEFL600(CBT換算250)オーバーをゲット。TOP10MBAに合格する。
そしていよいよMBAプログラムが開始された!
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「MBAでは、講義中の発言が成績に大きな影響を与える。」
「MBAでは、講義中の高度な議論についていけなければ、生き残れない」

なんてことが言われます。

そういわれると、講義中は生徒全員によるハイレベルな議論が活発に行なわれているかのように思われがちですが、そうでもありません。

一部のよく喋る生徒が何度も発言し、大半の生徒は数回の講義の中で1回発言する程度です。

特に日本人は発言回数が少ないです。
全く発言しない日本人生徒も多いです。

これは私が留学した学校以外のMBAでも同じようです。

私は喋らない組に入らないようがんばっていましたが、

得意分野の講義では発言できても、そうでない分野の講義では発言できずじまいのものもありました。


そんな中、日本人学生の中でダントツに発言回数が多く、

アメリカ人学生と比較しても発言が多い日本人がいました。


彼は、英語のリスニングやスピーキングは出来ないほうでした。

彼の講義中の発言や質問の中には、的外れなものがあったり、

「さっき教授が説明したじゃん。聞き取れてなかったのかよ」というような質問もありました。

文法も発音もでたらめでした。

しかし、とにかく数打ちゃ当たるとばかりに、講義中に何度も教授に質問し、自分の意見を述べ、教授や他の生徒の意見に反論していました。

「間違った事を言ったら恥ずかしい」というような中途半端なプライドにとらわれていないようでした。

他の日本人生徒は、「あいつは考えずに喋るからなあ」というように、少し見下した見方をしていました。

しかし、教授やアメリカ人を含む他国からの生徒は彼の発言を歓迎していました。

実際、彼の発言が的外れの場合でも、彼の発言をきっかけに議論が活発になったりすることが少なくなかったのです。

彼の発言を馬鹿にし「俺は全部知ってるから質問しないんだ」とばかりに講義中は黙りこくっている日本人学生も、彼の質問に対する教授の回答はちゃっかりノートにとったりしていたものです。


英語のスピーキングについて云々されますが、彼を見ていると、

おぼえている英語表現の数とか、正しい文法で話すスキルとか、発音とかよりも、

とにかく人に自分の意見を伝えたい、人の意見を聞きたい

という強い気持ちを持つことの方が、はるかに大事なんだなと感じたものです。

私も触発されて、発言回数を増やすことができました。

MBAに参加する前は、「MBAには頭脳明晰でプライドが高い人ばかり集まってるんだろうな」と考えていましたが、

彼のように、無意味なプライドを持たず、不器用でもぶつかりながら頑張るタイプの人と出会えることができたことが大きな収穫でした。



今留学していたり、英会話学校に通っている方々。

他の日本人生徒に馬鹿にされるのが嫌で、発言しなかったりしてませんか。

恐れずにバンバン発言したほうがよいですよ。

馬鹿にする日本人生徒も実は、あなたの発言や質問に感謝すると思います。


お読みいただきありがとうございました。
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