前回はこちら → 【英語留学格闘記18】チャンスを掴むには
~いままでのあらすじ~~~~~~~~~~~~~
社会人3年目に英語に挫折するも血のにじむ努力でTOEIC815を獲得!
海外勤務を手にするためあえて英語学習を中断!
英語力+経営問題への関心度をアピールすべく、社内提言論文執筆!
そこに人事部から留学生候補を公募するメールが!
応募を決意するがロンドン勤務の同期も応募することが発覚。
ライバルとの闘いが始まる!
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人事からの「留学生候補公募の件」というメールは海外事務所にも送られていたのでした。
英語ができて、優秀さを買われてロンドン勤務している○岡が応募しないわけはありません。
彼の「何か情報ない?」というメールには、
「今の所ない。でも何かわかったらメールする。俺も応募するよ。」
と返しました。
そもそも私がTOEIC815を取ったのは、彼が教えてくれた本のおかげです。
恩を仇で返すことはしたくありませんでした。
それに、彼だけが敵じゃないから、セコイまねをしてもあまり意味がありません。
応募を決意した私は、作戦を練り始めました。
この留学生候補をMBAで定番の3C分析に例えると、こうなります。
・喜ばせるべき顧客(Customers):人事部長、社長
・競合他社(Competitors):他の応募者
・自社(Company):自分
まず、これらを分析して戦略を考える必要があります。
つまり、
人事部長、社長の考え方、性格などを把握し、
他の応募者の強み・弱みを分析し、
自分を他の応募者より際立たせ、人事部長と社長に選んでもらう戦略が必要です。
まずは、顧客分析・・・
社長の考え方や性格は、社内報に社長が書く記事や、たまに社長がマスコミから受けるインタビューの内容から把握できてました。
営業部門畑ですごい販売業績を上げ続け、社長にまで上り詰めた、体育会系男。でも頭も良いらしい。酒好き。
人事部長については何もしらなかったので、データ集めが必要でした。人事部に大学の後輩がいたので、そいつと飲んで情報収集をしました。
結果は、
営業部門畑ですごい販売業績を上げ続け、人事部長にまで出世した、体育会系男。でも頭も良いらしい。酒好き。
同じかよ!
まあ、うちの会社じゃありがちですね~。こういう人が出世するのは。
さて、次は競合分析・・・
応募基準であるTOEIC800以上を持っている人が応募してきます。敵は彼らです。
うちの会社は英語を使う部門はごくわずかです。海外拠点と本社の調査部門、企画部門、国際部門、そんくらいか・・・いずれにしても東大京大出身者がひしめく部門。
英語力と頭のよさではかないそうにありません。
じゃあ、彼らの弱みは・・・う~む・・・
気を取り直して、最後の自己分析・・・
敵と比較しての自分の弱みは・・・多すぎ。考えるのを中断。
自分の強みは、
・2本の論文(締め切りが近いことから他の人は2本も書けまい)
・TOEICを短期間でスコアアップさせた根性はアピールできるかも
なんだか勝ち目がないなあ・・
しかし!
これだけリストアップしてみて、私には1つだけ勝機があることに気づきました。
To be continued... → 【英語留学格闘記20】留学候補生選抜面接
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